英語できると素晴らしいよ!こんな良い事があるよ!ってのはいろんな人が言いますが。損な事は無いのでしょうか?
実は結構あるのです。
喋れるばかりに損してしまう、ケースを解説します。
英語を喋ると損してしまう事5つ。畜生!喋れなければよかった。
出世しない部署にハマってしまう。
「英語が喋れる人が入社してくる」と言う時に、「そうか、その人には出世してもらおう」なんて考える人はいません。
皆が思うのは「通訳が入ってきて嬉しい♥」です。
“国際事業本部“等のファンシーなのは名ばかりで、実態は”通訳貸し出部“に配属されてしまうのも珍しい話ではありません。
“通訳貸し出し部“に配属されてしまったら、次から次へと、まるでポケットWifi貸出しの様に、人に借りられますが、出世していくのはその借りていく人達で、通訳はどこまで行っても通訳です。
と訴えても、
と叫びたくなります。
他に力があったとしても、英語が出来るばっかりに通訳部に入れられ、通訳に駆り出され、時として何にも力の無い人が出世する為に尽くす羽目になってしまう事があります。
他にやりたい事がある時は、言語能力は隠しておいた方が良いかもしれません。
昨今、中国語が出来るなんて言ったら一発で中国駐在にされそうですし。。。
〇功績を評価されない
「ここは難しい局面だ。。!」
こう気を回して、こんな風に通訳して、こんな風に立ち回って。。
「ヨシ!問題勃発を避け、上手く前に進めたぞ!」
「いやー鮮やかだったなー。俺凄かった。フー。」
。。大抵の上司は英語を喋りません。
貴方がどんなにミラクルな仕事をしても、ウルトラCの難場を切り抜けても、全く分かっていません。
何が喋られているかも理解していないし、そもそも言語を習得する大変さ、別の国の人がどんな風に考えるかなんてこれっポッチも分かっていないので、貴方のやったウルトラCなんか全く分かりません。
彼等は自分達の理解できるもの、例えば会計士資格とか、弁護士資格とか、は凄いと思っても、第二言語を喋る人の事は、得な人、「背が高いと得だね~」位にしか思っていません。
大人になってから第二言語を習得する人はもの凄い犠牲を払っているし、子供の頃から外国に住んでいる、所謂帰国子女も、両言語流暢でい続けるのはとっても大変なのです。日本語キープの為に土日は日本語学校に通い詰めで、友達と遊んだ記憶が無い子までいます。
こういう矛盾した扱いに、悔し涙を流す日もあるのです。
〇休む暇がない
通訳専門ではなくても、英語力を買われて、ビジネス会議などの通訳になってしまうと、基本頭フル回転です。
日本語側、英語側、双方の言ったことを聞き取り、メモって通訳の際に漏らさないようにする。そして相手の言語に通訳する。
話している方々は通訳が行われている間、少々一息つけるのですが、通訳は会議の間中休む暇はありません。
午前中の会議が終わり、やっとランチがやって来ました。
さて、ランチの時間も通訳はのんきに飯を食っている訳には行きません。双方のカジュアルな会話を訳さないといけません。
さて、午後の会議で商談がまとまりした。
これから軽くパーティーです。
双方の方々は業務が終わり、リラックスしておりますが、通訳はまたこのカジュアルな会話を通訳です。
しかも、これは業務外!ですから、
残業代が付きません!
パーティーが終わっても、誰かが二件目に行こうと言ったら、また通訳はただ働きで同行しなければなりません。
〇嫌なポジに立たされる事が多い。
例えば、出張時、飛行機が飛ばなくなった。
→ 解決は英語が出来る人の仕事です。
部長がどこかでパスポート無くしたぞ!
→ 解決は英語が出来る人の仕事です。
手続きの関係で一人だけ便が一日延びてしまった。
→ 「申し訳ないけど、君は英語出来るので、一緒に現地に残ってくれる?」
こんな風にいつでも嫌なポジに立たされる事が多いです。
貴方だけ英語が出来るからって、一人だけフィレミニョン・ステーキが食べれるわけではありません。
出張だけではなく、出向でも
「ちゃんと本社のやり方に乗っ取って、現地成果を上げろと言っているだけだろう!」
「どうしてできないんだ!?」
と本社から怒られ、
と現地社員から突き上げを食らい。
本社と現地のサンドイッチになり、一人苦しみます。
〇なぜか日本人からやたらと評価/査定される。
と言ったわけでもないのに、英語を喋っていると、日本人からやたらと評価/査定されます。
何故か、自分は喋りもしないのに、人が喋っているのを見ると、一生懸命エラーを探す人達がいるんです。
「模範例を見せてくれよ。」
英語喋ると損な事 結論
とまぁ、英語を喋る事で損をする事も沢山あるんですね。
結局英語を喋る人、さらに海外を知っている人がもの凄く少ないので、理解されずに人知れず苦労するというパターンが一番多いようです。
喋る事で得する事もありますけど、けっこうバカにできない「英語をしゃべると損する側面」でした。