
英語の音にならない? Rを出す方法
Rの音が出ない?
これは日本人皆が抱える問題ですね。
Rは日本人の「発音できない」金字塔です。
学校の頃は、舌を丸めると教わりました。
でも、舌を丸めるだけではでません。
一生懸命やろうとしても、嘔吐するような気持ち悪い音だけ出て、Rにはなりません。
Rは一番の強敵ですが、やり方さえわかれば、実は母音なんかよりも全然簡単だと思います。
そして、出るととにかく音が米語っぽくなります。「あ、この人英語喋ってる!」となりますね。
*イギリス英語ではこのRは存在しません。いわゆる「R」はほぼ米語のみの音なのです。
英語の音にならない? Rを出す方法
さて、それでは発音方法です。
私はこの方法でRの発音が出来る様になりました
前項の「英語の音にならない? 絶対直す方法 その1 呼吸」をまず見てください。
呼吸が出なければ、Rの発音は出来ません。
きちんと腹から、空気が来て、喉の下の辺りを越えていくのを感じてください。
喉から空気がでるような感じでは駄目ですよ。いっそ声帯を使わないくらいのつもりで。

さて、腹から空気を出して
舌は口蓋に付けません。
(付けるとパチンとしたような破裂音になり、Lに近くなってしまいます)

舌を付けずに、「クリーム」creamと言って見ましょう。
クとムはとりあえず問題ないですね。
最初は「クイーム」になってしまうのではないかと思います。
ここで、
舌をスプーン状に丸めて、口蓋の中で音を反響させます。
空気を舌でせき止めて反響させ、この少し空いている三日月形の隙間からだけ出すイメージです。
そして、舌を下図のように動かしましょう。

この時の反響の変化で、creamのreを出します。
丸めているときはrの音、そこから音を変えていって、e(ィ)の音に変化させていくイメージです。
添付の音声は、「クイーム」"Queam"から、だんだん「クリーム」"Cream"に近づけて、最後はCreamと言っています。
最初の方は出ていない"R"、だんだん出てきて、最後はしっかり出ている”R”を確認してください!
まとめ
・椅子の足を握り、お腹に意識を入れて、腹から空気を押し出します。
・口蓋に舌を付けないように、creamと言って見ましょう。
・舌をスプーン状に曲げ、三日月状に隙間を作り、舌と口蓋内で反響させます。
・反響させながら、下の折りたたみを解除していって、反響音を変化させ、(ィ)に変えて行きます。
出来ましたでしょうか?
最初は難しいです。
私も最初の頃は椅子をつかみながら、でも毎日車の中で練習していました。
「あっこの音」というのが数日でまぐれで出た気がします。
一回出ると、その後わかりやすいです。
それから練習の度、毎回出るようにして、次は会話の中でもスッと出るようにしていきましょう。
Creamが出来る様になったら、roomとかも試してください。
同じコツで出来る様になります。
最初はウームになってしまうかもしれませんが、ウの所で、口蓋に付けずに舌を動かし、腹から空気を出し、米語のルが出るようにしましょう。
これでcreamやroomの発音が出来る様になると、Areが出来る様になります。
母音をィでは無く、アにして、反響させ、creamで使った下の曲げ具合のなかからAreが出る丁度良い角度にすれば良いのです。
さて、今回は米語発音の王様、Rを勉強しました。
あなたの英語発音は、もう一味違いますよ。
注意:
日本人の英語学習者の中で、喋る全てにRを混じらせる人がいます。Rが米語っぽく感じるからでしょうね。でもこれをすると、ただ解りにくくなるだけなので、入れるところはしっかり出して、入れないところではしっかり出ないようにしましょう。
Good Luck! ;-D