そろそろ英語の長編小説に挑戦しようと思っても、何から手に取ったらよいのか分からないのではないでしょうか?

長編小説は、挫折しないのが要。多読をしていくためには、一冊ずつ積み上げていくのが大事です。

英語の難易度が低く、スリリングな物がよいですね。

私が読んだ長編小説の数も、今まで150冊くらいなので、多くはないですが、挫折もしながら、今は問題なく読めるようになったので、ご紹介する価値はあるかなと。

この辺から読み始めたら失敗しないおすすめ作家5選+と本の紹介です。

英語長編小説に挑戦する。どの小説家から始めたら良い?5選+1

Michael Crichton マイケル クライトン

語彙の難しさ

★★☆☆☆☆☆☆☆☆

文の難しさ

★★☆☆☆☆☆☆☆☆

映画ジュラシックパークの原作、またTVシリーズのE.Rで有名なマイケルクライトン

よく小説家にあるような、奇をてらった書き方や特殊な文をほとんど用いない。使用語彙も一般的な物ばかりで非常に読みやすい。英語の読解に神経を使わずにストーリーに集中できる。

謎がしっかり解決されたり、文の起承転結がしっかりしていて、お話として面白い物がほとんど。

ただ、事件、ストーリーとしては面白いが、小説に「深み」を求める人はがっかりするだろう。哲学的なメッセージや感情に深く訴える要素はほとんどない。ストーリーが盛り上がり、ガチッと解決する。ハリウッドで沢山映画化されているが、まさにハリウッドのシナリオにピッタリ。

空いた時間に娯楽として楽しめる小説が多い。

悪い言い方をすると、軽い。残る物がない

読んだ本

A Case of Need

★★★☆☆

彼の初小説。罠にはめられた友人を救うために医療の巨塔に挑む話

Rising Sun

★★★☆☆

米国の日経会社での殺人事件から日米企業の違いが浮き彫りになる。

Disclosure

★★★☆☆

90年代、上司についた昔の恋人からのセクハラ訴訟に立ち向かう。当時の時代を反映している

Jurassic Park

★★☆☆☆

松脂の中に閉じ込められた蚊の血液から恐竜のクローンを作り出す

The Lost World

★★☆☆☆

その続編

Airframe

★★★☆☆

死人を出した航空機に起こった事故を究明する

Prey

★★☆☆☆

ナノテクノロジーのロボットの増殖と戦う。当時の時代2002を反映

State of Fear

★★☆☆☆

温暖化を正当化する為に気象を操作する機械が出来ていた。というフィクション

途中でやめてしまった本

Timeline

学生がタイムトラベルで14世紀のフランスに渡り教授を助けようとする。量子学マルチバースの話。

きっと量子学の所で分からなくなってつまらなくなった気がする。

Stephen King スティーブンキング

語彙の難しさ

★★★★☆☆☆☆☆☆

文の難しさ

★★★★★☆☆☆☆☆

言わずと知れたスティーブンキング。ホラー作家と言われるが、ホラー以外のテーマも沢山あり、幅広い。ホラーというよりは、「心をえぐる」のが好きな作家であろう。

あちらこちらで、「嫌な事」を「新しい切り口」から表現してきて、ドキッとする。

しかし、心に染みわたるストーリーや描写も多く、何回も読み返したくなってしまう小説もいくつかある。(Carry, Green Mile, The Shining, Pet Sematary, Cell)

特別難しい語彙は出てこない。代わりに、文にいろいろ工夫をして面白い表現をしようとしているのが分かる。そういう意味ではちょっと解読するのに読み返したりする事がある物の、意図的に難解な訳ではない。

Big word(難しい単語)を使わずに、魅力的な文を書こうとしている所に、スティーブンキングの物書きとして、文を芸術として扱う、プライドが感じ取れる。

ただ、たまにトリッキーな書き方をしている物がある。Carryなどは時間軸が入れ替わる手法が少し入れてあり、この位だと面白さをプラスしているが、Night Shiftなどはそれがちょっと激しくて、ついていくのが面倒くさくなってやめてしまった。

小説を芸術として向き合っている作家さんは、こういう事をたまにやる。

読んだ本

Carry

★★★★☆

狂った母親に育てられたCarryはデブでダサく、皆からいじめられている。しかし彼女はテレキネシスの持ち主だった。

Thinner

★★☆☆☆

弁護士の主人公はジプシーをひき殺してしまうが、卑怯な裁判で勝ってしまう。その後ジプシーに呪いをかけられ、ひたすら痩せ続けるのだった。

The Shining

★★★★★

小説家ジャックはホテルの冬季管理員をする事になる。しかしそのホテルには亡霊が住んでおり、ジャックは乗っ取られていくのだった。

映画とは全く違うお話。そりゃキングも怒るわ。

Cujo

★★☆☆☆

狂犬病にかかる犬のお話。ページ数も少なく、ライトな小説。★二つにしたが、それなりに楽しめる。

Christine

★★☆☆☆

主人公が買ったマッスル車には、妻と娘を殺した元の持ち主の魂がやどり、殺しを始めるのだった。

Pet Sematary

★★★★☆

死んだ猫をインディアンの墓場に埋めると、生き返ってきて戻ってきた。しかしその猫は「少し死んでいた」。埋めるのは猫だけにしておけば良かったが。。

ちょっと救われない話

It

★☆☆☆☆

同郷の友人たちが大人になって集まり、昔あった「恐怖」に立ち向かう。

1000ページあるので、少々苦痛。。。また、最後の結論がちょっと納得いかない。

Rose Madder

★☆☆☆☆

暴力夫から逃げたRoseは気に入った絵画を見つける。その絵は少しずつ変わっていく。

-「別世界」に吸い込まれる描写が長い。小説家として、空想世界のビジュアルを文で描く挑戦だったのかと思うが、長くて大変疲れた。

The Green Mile

★★★★★

死刑収容刑務所に不思議な殺人犯がやってくる。彼は無実の罪だったが、病を吸い取る不思議な力があるのだった。

-3度も読んだくらい面白かった。

Cell

★★★☆☆

ある日突然、携帯を使った人はゾンビの様になってしまう。ほぼ全員ゾンビ化した世界を息子に会うため旅に出る。

-一般の評価よりも面白い。

途中でやめてしまった本

The Gunslinger(ガンマン)

そのGunslingerは。。。と名前も教えずに長く話が続き、疲れて辞めてしまった。

Dreamcatcher

つまらなくなかったが、本が厚くて、重くて、途中で置き忘れてしまった。

The Long Walk

状況が理解できるまで、長くてやめてしまった

Night Shift

文体がトリッキーでやめたと思う

Richard Matheson リチャードマティソン

語彙の難しさ

★★★☆☆☆☆☆☆☆

文の難しさ

★★★☆☆☆☆☆☆☆

神秘系のSFが多い。彼自身スピリチュアリストで、世界とか、生命とか、を別の捉え方で見ている。What Dreams May Comeは邦題「奇跡の輝き」で映画になったが、キリスト教とは違う死後感を持っている。

Hell Houseでもエクトプラズムや怨霊をまるで本当の事の様に描いている。

文は非常にオーソドックスで読みやすい。癖が無く、初心者にも英語が問題になる事なくお話に入っていける。

読んだ本

I Am Legend

★★★★★

ほとんどがバンパイアになった世界、主人公は立てこもって生き残っている。奴らとの戦いの末に分かったのは。。。

-映画とば全く違い、非常に面白い傑作。

これを読んでいると、映画のストーリー改変にとても腹が立つ。チャールトン・ヘストン、ウィル・スミス両方ともエゴが強すぎ。

Hell House

★★★★★

霊能研究科や霊能者が伝説のHell Houseの謎を究明に行く。そこでは怨霊との戦いが繰り広げられる。

-凄い説得力で霊現象を描いく。Richardの傑作のひとつ。映画The Legend of Hell Houseは良い出来だ。

What Dreams May Come

★★★☆☆

死んだ後、そこは無ではなく、幸せな死後の世界があった。しかし、自分の死後、嘆いた妻は自殺してしまう。自殺した者の行く世界は幸せではなく、酷い所だった。妻を助けようと主人公は決めるのだった。

The Shrinking Man

★☆☆☆☆

ある日主人公は突然縮み始めてしまう。どんどん縮んでいくのだった。

-ひたすら縮んでいく恐怖と苦しさを読んでいて辛い。救いが無い。最後に展開があるが、読んだ長い時間を忘れさせてくれるほどのものではない。

最後まで読まなかった本

Somewhere in time

小説家がよくやる、実験的な書き方をしていて挫折してしまった。

John Grisham ジョングリシャム

語彙の難しさ

★★★★☆☆☆☆☆☆

文の難しさ

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

元々弁護士なので、話のほとんどは弁護士と、法律の話だ。人の描写も物語の展開も上手く、法律事なのにどの話もドキドキしながら読み進む事が出来る。日本とアメリカの法律は違うが、大きな所では似ているので、良くわからなくなってしまう事はない。

哲学的なメッセージこそないが、人間ドラマを良く描いているので、噛みがいのある本が多い。

英語は非常に優しい。専門用語がでるので、語彙の難しさに★四つ付けているが、辞書を引きすぎて疲れる訳でも無い。

他の小説家と比べて、全く実験的な表現は出てこない。自分は文学者ではなく、ストーリーテラーだと割り切っている。

The Rainmakerから読んでいない間に、沢山グリシャムの本が出てしまった。なのでここに書いたもの以外にも沢山面白い本が出ている。

Legal thrillerというジャンルなのだそうだ。

読んだ本

The Firm

★★★★★

主人公ミッチは法学校を首席で卒業し、フットボールでも優秀だった。いろんな法事務所から引手あまただったが、給料のずば抜けた小さい法事務所への就職を決める。しかし会社がとんでもない不正を知り、命を狙われる事になる。

-小説に比べるといろいろ端折ってありますが、映画もそれなりの出来でした。ただ、小説の方がやっぱり重厚です。

The Rainmaker

★★★★☆

主人公は法律学校の卒業時、エリート路線から外れてしまう。しかし悪質な健康保険会社にはめられた貧乏人の訴訟を手伝ううちに、大逆転に向かっていく。

The Chamber

★★★★☆

KKKの父親が殺人で死刑宣告受け、その弁護が回ってきたのは実子の弁護士だった。父親が心を開いていくにつれ、父親はその殺人犯ではないことが分かって来る。

The Client

★★★★☆

11歳の子供がマフィアが殺した死体の場所をひょんな事から知ってしまい、FBIの調査に巻き込まれる前に「弁護士が必要だ」とたった1$で弁護士を雇うのだった。

読んだけど、内容を忘れてしまった話。。

The Pelican Brief

挫折した本は無し

Barry Eisler バリーアイズラー

語彙の難しさ

★★★☆☆☆☆☆☆☆

文の難しさ

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

男性向け。

作者はもともとCIAの出身なので、情報戦や、武器についての知識が凄く、お話に説得力を与えている。日本での生活経験があり、柔道黒帯、小説に日本も良く出てくるため、我々には親しみがある。

代表作のJohn Rainシリーズは映画化、テレビ化もされている。主人公はアメリカ人日本人の混血で、元軍人、今は自然死を装うヒットマンをしている。話は日本から始まり、世界に展開していき、リアルな情報戦と武器戦、肉弾戦が面白い。

男性向け。

英語は非常に分かりやすいが、背景描写になると突然語彙のレベルが上がる。辞書を引くのに少し大変かもしれないが、背景描写なので、少々キャッチできなくても致命傷ではない。

John Rainのシリーズが面白いが、彼が40歳くらいの設定で始めてしまったので、最近年齢が正当化できずにJohn Rainの続編が書けなくて困っているようだ。

Livia LoneやTravenを主人公に別の話を書き始めているが、Johnの面白さには届いていない。

個人的にはThe God’s eye viewの主役の聴覚障碍者のManusのキャラクターはLiviaやTravenよりも強いと思う。。

読んだ本

A Clean Kill in Tokyo (旧題:Rain Fall)

★★★★☆

自然死を装わせる暗殺を職業とするJohn Rainは殺害した自民党政治家の娘に偶然会ってしまう事から、大きなプロットに巻き込まれる。Surveillance(監視)が戦いの主な要素になっているのが見新しい。舞台は日本

全シリーズ通して日本女性がアメリカ女性の様に描いてある。

A Lonely Resurrection (Hard Rain)

★★★★☆

古い警察庁の友人から暗殺の依頼から話は始まるが、パートナーを殺されたことによりやくざや政治家が絡んだ戦いに展開する。

Winner Take All (Rain Storm)

★★★★☆

以下続編。

Redemption Games (Killing Rain)

★★★★☆

Extremis (The Last Assassin)

★★★★☆

The Killer Ascendant (Requiem for an Assassin)

★★★★☆

The Detachment

★★★★☆

Graveyard of Memories

★★☆☆☆

Clean kill in Tokyoの前の、若き頃のJohn Rain

Zero Sum

★★☆☆☆

Clean kill in Tokyoの前の、若き頃のJohn Rain

Livia Lone

★★☆☆☆

フィリピンから性奴隷としてアメリカに売られたが、途中で保護された女性が警察になって同時に売られた妹を探す

The God’s Eye View

★★★☆☆

Surveillanceのテクノロジーは、ここまで来ていた。聴覚障碍者の用心棒Manusと若いCIA女性とお上の争い

Joane Rowling ジョアンローリング

語彙の難しさ

★★★☆☆☆☆☆☆☆

文の難しさ

★★★★★☆☆☆☆☆

わりに女性向け!

言わずと知れた、ハリーポッターです。

魔法ファンタジーの世界を、ハリーと二人の友人が悪の帝王ヴォルデモートを倒すまで描いています。

話が少し辻褄があっていなかったり、宿敵ヴォルデモートを悪の帝王と言っているが、実際はどちらかというと連続殺人犯位の規模だったり、ハリーが癇癪持ちで腹が立ったりしますが、

魔法の世界というのを夢たっぷりに描いています。

ハリーポッターから学ぶ英語技 STUPEFY! 接尾辞

通常の英語語彙は難しい物は使っていませんが、スペルや魔法用語が出て来ます。ラテン語や英語をもじった魔法などは、英語圏の人にはピンと来ても、日本人にはいまいちピンとこないので、しっかり理解しようと思ったら、実は奥が深いのかもしれません。

ハリーポッターのスペルから学ぶ英語 前編

ハリーポッターのスペルから学ぶ英語  後編

ちょっと普通じゃない文法や反則技を使う事が多々あり、理解に時間がかかる事があります。

ハリーポッターに学ぶ、裏技英語表現cooly, darkly, interestedly

話のポイントが分からなくなってしまう事はないと思いますが、英語の参考書やお手本として用いるのは止めた方が良いです。

読んだ本

Harry Potter and the Philosopher's Stone

★★☆☆☆

ハリーが叔父の家から魔法学校hogwartsに行く。魔法の世界が初めて開ける

ヴォルデモートとの闘いの序盤も

Harry Potter and the Chamber of Secrets

★★☆☆☆

トムリドルと日記、ヴォルデモートの過去に触れる

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

★★★☆☆

魔法刑務所から恐怖の殺人犯Siriusが出獄

Harry Potter and the Goblet of Fire

★★☆☆☆

Tri-Wizardトーナメントが行われ、数々の命が失われ、ヴォルデモートと対面する

Harry Potter and the Half-Blood Prince

★★☆☆☆

戦いの中で役に立つHalf-Blood Princeのノートを通じて、ハリーの父親やその他人物の関係が浮き彫りになる

Harry Potter and the Deathly Hallows

★★☆☆☆

ヴォルデモートとの闘い

英語で読書を始める。どんな本を選んだらよいか?

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