ブラック企業、ホワイト企業 比較

私は、一部上場、ブラック企業とホワイト企業、両方で働いた事があります。

最初ブラック企業で働いていた時は世界中が真っ黒に見えました。

残業代無しで1週間7日、1日15時間働き、時給は200円を割り、全て外食になってしまうので、食べるのにも苦労する毎日。

技術が付く仕事でもないので、ただ時間を会社に吸われている日々。

当時650円のマクドナルドのアルバイトの時給を見て、「あぁ、フリーターになって、マクドナルドで働いたら、今よりも3倍以上お給料がもらえる」と思ったものでした。

その後ホワイト企業での仕事を経験してみると、社会は、会社はこれでもかというほど、健全な物に見えてきました。

そんな経験から、ブラック企業の特徴と、それに対するホワイト企業の特徴を挙げてみました。

両方務めてみた。ブラック企業、ホワイト企業、比較

残業

ブラック企業

ブラッ君
・残業代は出さない
・サービス残業が(無茶苦茶)多い。

ブラック企業をブラック企業たらしめる代表格サービス残業ですね。

商売での利益が増やせない会社が利益を確保する為に社員のプライベートな時間を寄付させるのが、サービス残業です。

役職者の仕事のほとんどが、どう社員にサービス残業させて、むしり取るかに費やされているのではないかと思ったりします。業種によっては、社員のサービス残業が無いと成立しない業種もありますね。

私が勤めていたブラック企業での経験では、「残業をするのは、仕事の遅い人だ。そういう人に、手当を余分に出すのは不公平だ」というのを名目に、通常の給料+残業代から、年俸制に切り替わりました。結果は、単純に残業代がカットされただけでした。

グループ成績制にして、誰かサービス残業しないと他の人に迷惑がかかるようにしてサービス残業を強要するのも良くある手です。

従業員を守る法律も出来てきていますが、「社員の労働時間を制限する」を「社員の超過労働時間を申請させない」と逆手に取る会社も良くあります。

最悪なケースは、「残業代あり。(給料に残業代〇〇円が織り込み済み)という物です。これは、(A)社員は残業をする義務がある。(B)会社は社員に無制限の残業を強要する事が出来るというやつです。この条件で入社してしまっては、後から文句も言えません。

一方、ホワイト企業では

ホワイトちゃん
・残業代が支給される、また貢献分の手当が支給される。

行われた残業代は普通に支給されます。あたりまえですね。

優良企業というのは、基本は利益が出るように設計されています。残業がかさんだとしても、その残業代も含めて回収できる組織ということですね。残業が発生してしまうのは、企業が搾取しているというよりは、(優秀な人に)雇用を絞っているという事が出来るでしょう。

一方、仕事も無いのに、残業代の為にだらだら残る人はやはりいましたね。会社が社員から搾取しているのではなく、従業員が搾取している逆の現象が起きたりします。

有休

有給は取らせない

もちろん、会社にとって、有休を使われると、損です。有休は使わせないまま、期限失効した方が得します。

私の勤めたブラック企業では、新入社員説明会の際、「休めるもんなら、休んでください」と言われた事があります。

こんな環境で働いておりましたが、普段の過酷な仕事から、体調を悪くし、出社できないときに有給を使うのが主な用途でしたね。

一方、ホワイト企業では

ホワイトちゃん
・一斉有休消化日など、取らせる企業努力がある

社員が健康的に働けるように、有休をとらせる企業努力をしています。

体も頭も休めた方が仕事が進むというのは、利益の大きい企業のみが持てる、贅沢な考えですね。大賛成です。

どの企業も、有休には授与から取得期限がありますが、仕事に打ち込んだら上から評価してもらえる所に行けたラッキーな人は、惜しみなく失効させているようですね。だってそれだけ、将来があるから。

出世から外れてしまった人はしっかり取っています。

退職金

ブラッ君
・ 埋め合わせの無い、退職金の廃止

日本において、退職金というのは永年勤続を奨励する意味で浸透しています。最近の就業スタイルの変化を反映して、退職金制度の廃止、選択制を取る企業が出て来ているが、ブラック企業の場合は、退職金廃止と共に従業員への支払いを減らそうとします

私の勤めたBlack企業でも、前述の残業と同じように、「退職金として企業が蓄えておくよりも、若いうちから受給して、従業員が使い道を判断するべきだ」との名目から、年俸制に移り変わると共に廃止されました。

結果的に、ほとんどの社員の年俸額は以前の給料額と変わらず、退職金だけ消えていきました

一方、ホワイト企業では

ホワイトちゃん
・見える化している所まである

退職金はその計算式や内容まで社員に呈示する義務は無いのだが、会社によっては、社員がどの位退職金を積み立てしているのか、将来はどの位になるのかも公開している所もある。

人生設計をするのに大変助けになるので、社員により多い貢献をしてもらいたいと期待しているのが分かる。

キャリアアップルーム

ブラッ君
・キャリアアップルーム等、クビにする専用の機関がある。

社員を自分から辞めさせるため、仕事が無いのに多くの社員から見える場所に席を置いたり、電話もパソコンも無い地下に移動させて、一日中監視する企業がある。

また、法律的に問題が起こりにくいように、特別の機関を作って、リストラのプロセスを楽にしようとする企業もある。

これらをキャリアアップルームと名付けたり、パーソナルデベロップメントセンターと名付けたり、いろいろだが、こういう特別の機関のある会社は要注意。というか、会社が首を切ろうと思ったら、すぐに切れるという事、そして切り続けているという事だ。

一方、ホワイト企業では

ホワイトちゃん
・トレーニングを実施しています

個人の能力開発を継続できるように、勉強できる選択肢を会社から提供している事も多いです。例えば、研修旅行があったり、マネジメント等のクラスを受講する事が出来たりと。

ただ、こういうのはアメリカの企業等に見られる事が多いですが、まだホワイトとは言っても、日本の会社ではそれほど多くは見ません。

実際、トレーニングを受けられる社会人の教育機関もアメリカの方が充実しているのも確かです。

平均年齢

ブラッ君
・社員の平均年齢が若くてフレッシュ。

社員の平均年齢が若い事を売りにしている会社も多いです。若くて、「古いしきたりに縛られず、フレッシュな勢いを持った会社」と言えば聞こえは良いですが、平均年齢が若いという事は、平均年齢を上げているベテランが少ないという事です。

これは、裏を返すと、「長年勤める事が出来ない」という事になります。

また、このような平均年齢の若さを謡っている企業は、社員同士の「競争」を理念に置いている会社が多いです。

若いときは、バイタリティーで戦ってくれ、年取ってフレッシュじゃなくなったら、解雇するよ。という事ですね。裏を返すと、若いうちはチャンスもあるし、解雇される前に辞める準備をしなさいという事でもあります。これはある意味、フェアですね。

一方、ホワイト企業では

ホワイトちゃん
・ぶらさがりおじさんが沢山いる。

基本解雇をしません。

解雇をすると、ムード的な悪影響が非常に大きいです。いつか切られると思えば、若い子の手も縮みます。失敗を恐れるようになるので、成功もしにくくなってしまいます。

解雇をしない事で、社員が不安にならず、十分に実力を出せるようになるのですが、残念な事に、一定数「ぶら下がりおじさん」が発生してしまいます。

解雇されない事を知っているので、不安にならず、仕事もあまり出来ない/しないまま、居続けるおじさん達が出てくるのです。

会社が利益を出し続けているのであれば、必要悪として機能していると言えるでしょう。

偉さ=敬いと勘違いする

ブラッ君
・社長や、幹部などの富を見せる
・社長や、幹部の銅像や顔のレリーフを社員に進呈

「皆さんの頑張りのおかげです」と、社長が自分の高価なコレクションや別荘を社員に見せたり、幹部が「皆さんを花見にご招待しますよ」と自分の庭付き豪邸に招待したりするのが良く見られます。

上の搾取組が搾取されている側に自分の富をひけらかしても反感しか生まないのに、長い金持ち生活で麻痺してしまったのか、社員に喜ばれると思っている様です。

恨みしか買いません。

また、社長の銅像とか、顔が彫られたレリーフを優秀者へのプレゼントに進呈している会社もありました。(おそらくごますりの側近に「喜ばれますよ!」とか入れ知恵されているのでしょう)

彼等は社員の給料の判断者なので、皆へつらってニコニコしていますが、好きなわけでもないし、敬ってもいません。

これを勘違いしてい時点で、ブラック以下になるわけがありません。

一方、ホワイト企業では

ホワイトちゃん
・皆つつましいです。

これは相当愚かなので、知っているWhiteの会社では、このような事は聞いたことがありません。競争が激しめの所もあるかもしれませんが、上層部との身分の差を見せつけて鼓舞しても、取り入って偉くなろうと言う人は増えても、成果を上げようとする人は減るのではないでしょうか?

良くわからない人事がある

ブラッ君
・お嫁さん候補の女性社員を雇っている

一見くだらないですが、私の経験でもありましたし、こういうケースは幾つか知っています。そもそも、どうして雇われたのかわからない、実力の伴わない人が雇われている時点で会社の運営理念を疑いますし、社内で結婚すれば、女性は退職させれるし、男性はこき使い続ける事が出来ると思うのでしょうか?

 こんな事をしても大体上手く行きません。仕事の比重は全て「働き手」として雇われた社員に乗ってきますし、お嫁さん候補の女性はさんざん搾取されている社員よりも、外に目を向けて、働き手男性社員を馬鹿にしていました。

完全に逆効果です。

一方、ホワイト企業では

ホワイトちゃん
完全には平等になりませんが、性別でなくスキルで雇ってます

男女問わず、適切な実力がある人が採用されてきます。どちらの性だからといって代わり映えしません。特に技術職では明らかです。会社は性別がどうこう言うよりも、優秀で、グループで協力できる人が欲しいのですね。

女性の出産と、子育てのリスクを完全になくしている企業というのは流石に見た事がありません。

産休復帰後に同じ役職を用意しておくという事は、復帰までその役職を開けたままにして別の社員にその埋め合わせをさせなければならないので、それはそれで問題があるのです。

それでも、優良企業は建前だけでなく、出産後も仕事を続けて行ける環境を提供している所が多いです。(ブラックでは、謡うだけ謡って、実が伴っていない会社がよくあります)

Black and White

じゃあ、今の会社がブラックだったらどうするのか?

ホワイトちゃん
早く辞めよう。

ブラック企業に居続ける事の一番の問題点はどんどん外に出れない気がしてくることです。忙しくて、自分で勉強する時間も、外を見る時間も無い。また、日本の会社は「一度辞めたら、二度と打ちの敷居はまたぐな」と言ってくる所が大半ですから、なかなか行動を起こすのは怖いものです。

そのうちに本当に転職できない条件になってしまいます。

まず300万くらい貯めましょう

 まず一年生きられるくらい貯めるか、もしくは半年生きられて、学校に行けるくらいのお金を貯めましょう。

少し余裕があって転職活動するのと、無いのとでは大きな違いです。また、最近はオンラインでも良い学校もありますし、学校に行くことで、求人の情報が沢山入ってきます。仲間も出来ます。一つの会社の中で、一人だけで次のプランを考えるよりもずっと広い視点を持つことができますよ。

良い転職サイトや、最近では登録だけする事も出来るので、自分の市場価値を確かめてみるのもおすすめです。

ただ、転職は失敗もありますので、気を付けて行動に起こしましょう。

特に、大きめの会社から、小さい会社への給料アップ転職というのは比較的簡単です。

これに騙されないようにしましょう

た移ってみたら、成功しにくい会社だったとか、移った瞬間に態度が変わったとか、リサーチを十分にしないで、それ以降下り坂を下る一方になってしまった人も数多く居ます。

自分の人生が決まるのですから、やりすぎくらいリサーチしましょう。

また、ブラック企業は、痛めつけられた人が裏で悪口のサイトやスレッドを立ち上げている事が多いので、十分チェックしましょうね。

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