
今まで、発音の仕方や、表現の仕方、実践技など、記事を書いてきています。
ほとんどが実経験からの開眼経験を元に記事を書いているので、皆のお役に立ってほしいのですが、いろいろテクニックを覚えるだけでなく、やはり日々の鍛錬も必要なのです。
ここでは、英語習得には「これをやっとけ!!」という鍛錬方法を紹介します。
試験勉強をするのと違って、気軽に出来る事ばかりですが、効果は絶大です。
英語習得:1ヶ月で差が出る、日々の鍛錬方法
- レコードスピーキング
- 写経
- 日記
- 聞き流しサイクロン
1)レコードスピーキング
研究で使う論文、好きな小説、ノウハウ本、コミックでも良いです。自分の好きな本を選んで、それを音読しましょう。
もちろん、音読する際には、呼吸法を気を付けてください。
そして、音読しながら、それを録音してください。
録音デバイスでも、スマホでも良いです。
ある程度読んだら、録音機を止めて、巻き戻し、自分の声を聞いてください。
一般の「シャドウスピーキングしましょう」「音読しましょう」と違うのは、ここです。
これ、かなりこっ恥ずかしいです。
でも、自分の声を聞く事で、恥ずかしい自分の声を聞く事で、発音が圧倒的に良くなります。一気に自分の目指す発音に近づきます。そして、文中の調べた単語を覚えるのにも抜群です。
気を付けるポイントは、呼吸法と、もう一つは
音読を始める前に舌を出来るだけ伸ばすことです。
舌のストレッチです。
日本語はあまり舌を動かさないでも発音出来るようになっていますが、英語はRやL、そしてTHなど、舌が長くないと出ない発音が沢山あります。
特に、舌に余裕がないと、sの発音で舌を縮めた後のTHの発音は難関です。
アメリカ人がどれだけ舌が長いか知っていますか?

この位長いです。
(アインシュタインがアメリカ人かどうかの議論は置いておいて)
バンドのKISSの人達の舌もものすごく長かったですね。
これで、聞き取り、リズム感、発音、語彙、圧倒的に総合力が付くのであります。
2)写経
1)のレコードスピーキングで音読する際、分からない単語は調べたと思います。
これをきちんとアンダーラインしておいて、(毎日やるのはちょっと大変なので、)一週間に一回くらい、その週分からなかった単語を、書き写してください。
写経みたいに、書き写すのです。
全ての単語が、自分の使える単語である必要はありません。
皆「聞いてわかる単語」よりも、「使える単語」はずっと少ないです。
無理して全部「使える単語」にしなくてOKです。
こうして何回か書き写すことで、「聞いたことがある単語」になってきます。これが大事です。
ただ、これをやる際、出来れば単語だけでなく、文一文すべて写経してみてください。
これの方が、使い方、用法が頭に入ってずっと効果的です。
これをしていると、習字のように気持ちが落ち着いて、メディテーションの効果もあると思います。
一石二鳥です。
3)日記
英語で日記を書きましょう。
人の喋り方、喋る癖、語彙なんてたかが知れています。
しかし、実際コミュニケーションの時に出てこないのは、それを一度も英語で考えたことが無いからです。
英語で日記を書いてみましょう。
もしくは、腹が立った時、なんで腹が立ったか英語で整理してみましょう。
むかつく相手がいたら、何処がむかつくか、英語で書いて、そいつにどうして復讐してやりたいか、英語で書きましょう。
それをする事で、自分が人前でしゃべる事の大半 を事前に英訳しておくことが出来ます。
どのような表現、単語を使うのが適切なのか、事前に知っておくことが出来るのです。
それから、(この場合は日本語でも効果がありますが)これをする事によって、友人や配偶者に「良く分からないけど、怒ってしまった」という事故を防げます。自分の気持ちをよく理解できるのです。
繰り返しになりますが、自分が人に言いたい事の量なんかたかが知れています。この日記を二日に一回程度でも、続けていけば、3か月もすれば大体言いたいことはマスター出来ています。

4)聞き流しサイクロン
DVD(Blu-ray)プレイヤーを仕事中に持ち歩いて、自分の好きな映画をひっくり返し、とっくり返し、聞きましょう。また、小説を音読してくれる、audibleなどもおすすめです。オフィスワークの方は一日8時間勤務だとしたら、2時間の映画が4回繰り返す事が出来ますね。
(今日日、映画の脚本はネットでいくらでも手に入ります。subtitleをオンにすれば、英語字幕も出ます。言っている事が分からない事はもうないです。)
これで、自然なしゃべり方を脳の裏側に焼き付ける事が出来ます。
聞き流しの教材の物は、決まった例文なので、聞き流すよりは、きちんと勉強した方が良いと個人的には思いますが。。。
映画やラジオだと、感情の入れ方や、音、あらゆる表現を脳裏に刻む事が出来ます。これで、実践の現場で、言い回しの流暢さがかなり変わってくるのです。
私も、Back to the future, Forever young, Mask, Titanicなど、ひっくり返しとっくり返し聞きました。おかげで、台詞全部覚えていますし、俳優の癖までマネできます。
Back to the future で、ドク、ことエミットブラウンが発明した、タイムマシーンを可能にしたデバイスは、Flux Capacitor でした。
ほら、20年以上経過した今でもクリアに覚えています!