デジタルでお絵描きした事がある人はいても、アニメーションを作った事がある人は少ないのではないでしょうか?
そもそもどうやって作ったらよいのか、全然わからないという方がほとんどだと思います。
このサイトの2Dイラスト、アニメーション素材は自分で制作しているので、
やった事が無い人の為にアニメーションの作り方を教えたいと思います。
最終的にはGIFアニメーションにして、自分のブログに貼ったり、メールに添付したり、デスクトップに貼る事も出来るようになりますよ!
基本的な2dアニメーション制作。
アニメーションとは、絵がある一定の時間表示されて、次の絵に入れ替わる。それが連続して起こる事でまるで動いている様に見える“動く絵“です。
それでも「えっ。全く何したらよいか分からない」と言う人も多いと思います。
アニメーションは、動かしたい動きの中で、大事なポーズを抜き出してつなげる事です。
だから、まず、大事なポーズを決定します。
今回は、ワンちゃんが敬礼するアニメを作りましょう!
Kritaのインストール
まず、まだな人はKritaをインストールしてください。
Photoshopフォトショップに勝る、無料ソフトKritaクリタ を参照
完全フリーのお絵描きのソフトです。完全無料ながら、実力的には大御所、Photoshopに勝るとも劣らないと言って良いでしょう。
大丈夫です。オープンソースなので、ダウンロード/インストールしても、変なウィルスや宣伝ソフトが付いてきたりしません。
Windowsオペレーションだったら、PCでもSurfaceでも動きます!
実際に作ってみる
さて、まずKritaを開いた時の最初の画面はこんな感じ。
敢えて日本語版にしています。
少し違っても大丈夫です。直しますから。
そしたら、上のメニューから、
ファイル - 新規
今回は512ピクセル x 512ピクセルで行きましょう。
図のようにすると、画面に白い正方形の画面が出てきたと思います。
ちなみに、この画面を動かすには、マウスの真ん中ボタンでクリック&ドラッグ
大きさは、 マウスの真ん中ボタン のウィールを回す事で出来ます。
*マウスにウィールが付いていない人は、画面右下のスライダーか、右クリックして出てくるポップアップの下にあるスライダーで操作する事が出来ます。
少しだけ、画面のレイアウトが違う人、
左上のボタンをクリックすると、
プルダウンメニューが出てくるので、アニメーションレイアウトを選びます。
そうすると今のレイアウトになります。
左のレイヤーウィンドウで、Backgroundの上に「レイヤー
1
が出来てて、それがハイライトされてるのを確認したら、(ハイライトされていない場合はクリックして)
もし、レイヤーが無かったら、下の丸で囲んだ+マークを押して、レイヤーを挿入してね。
上の格子状のボタン、ツールボックスからペンを選んで、
上の赤い円で囲まれた、格子状のボタンを押すと、ペンのパレットが出てきます。
ひとまずは下書きなので、この黄色の万年筆で描きます。(好きなペンを選んでもらって良いですよ)
あ、頻繁に
ファイル – 保存 もしくは
ファイル
– 名前を付けて保存を忘れないで!
下のタイムラインの、オレンジ色で囲まれたところを右マウスボタンでクリックすると、プルアップメニューが出るので、その中から
Create Brank Frameを選んでください。(この辺はまだ日本語対応していないのですね。)
これで、“フレーム“をこのレイヤーに与える事が出来ます。(アニメーションと言うのは、一秒間に(ここでは)24フレームが連続して映る事で動いているように見えます。ここで、1/24の絵を与えたと言う事です。)
これで、このレイヤーは“アニメーション”を扱うレイヤーとなったのです。
いよいよ絵をかきましょう。
そうしたら、絵を描いていきましょう。
今回は、犬が敬礼する所を作るのでしたね。
そしたら、犬が“直れ”をしているポーズと、“敬礼”をしているポーズを基本ポーズにしましょう。 - これを”Key pose”“キーポーズ“と言います。
絵に満足したら、フレーム10まで進めて、キーボードの”Delete”ボタンを押してください。
絵が消えてしまいました!
でも安心してください。
画面下、タイムラインの「レイヤー1」の横にあるいくつかのアイコンの中で、一番右の電球マークをクリックしてください。
Voila!
0フレームに描いた絵が違う色で表示されましたね!
これは前後の絵を見る事の出来る機能です。
左下にある、アニメーションタブの中の、玉ねぎのマークのボタンを押してください。
そうすると、アニメーションタブの隣に、「前後フレームの表示」と出てきます。
このタブをクリックすると、
こんな棒グラフみたいのが表示されます。
これは、英語でOnion
Skin(玉ねぎの皮)といって、日本語で言うと、「トレス機能」の事です。アニメーションでは、紙を何枚も重ねて、下からライトテーブル等で光を当てて、透かして、前後のフレームを見て絵を描くのです。
この棒グラフをいじると、何フレーム前後ろまで、どの位の透明度で透かしたいか設定できます。
そしたら、犬が敬礼した絵を描きましょう!
そうしたら、もう一度アニメーションタブに戻り、
開始フレームと、終了フレームがあるのを確認してください。
その終了フレームを24に代えてください。
はい。そしたら、再生ボタンを押して。
はい。
とても基本的なアニメーションが出来上がりました!