Conquered my job hunting

さて、米国企業への就職/転職、リサーチから長い道のり、沢山のステップを超えてついにここまで来ました。

ここまで来るまでに、もうすでに雇用する気があるならば、最終面接時に、面接の結果雇用が決まったら、メールか電話でサラリーとかジョブタイトルの大体の条件のすり合わせがあるはずですが、口頭でのすり合わせやジョブオファーはすり合わせでしかありません。

Offer Letterが机の上に置かれて、初めてthe ball is in your court! あなたのコートにボールがあるのです。つまりあなたに決定権があるのです。

・Offer Letterにサインをしてaccept認めて、返して、そのままその会社に行くのも良いです。

・その会社からOffer Letterを貰ったこと、オファーレターには、有効期限があり、一定期間しか有効ではないので、別のお目当ての会社に「それまでにあなたからオファーレターが貰えなかったら、貰えた会社に行くしかない」と言って焦らせるのもありです。

・現行の会社に退社の旨を伝えて、counter offerカウンターオファー(現行の会社が、行き先の会社よりも良いサラリー、ポジションでオファーし返すこと)を貰い、転職をネタに今の会社のポジションを上げることも出来るかもしれません。(ユスリですね。)

・現行の会社から貰ったカウンターオファーの金額を、受かった会社に訴え、受かった会社のサラリーを吊り上げるのもありです。これを行ったり来たりボレーして、給料をどんどん上げようとする輩もいます。

さて、以下がオファーレターに記されている、確認すべき内容です。

米国企業転職攻略!オファーレターを貰った!

Job title 職種名、役職

貴方の職種が何なのか、きっちりと記されている事を確認しましょう。OO Managerでの雇用のはずなのに、例えば、「Manager level 5として雇う」等書かれている場合です。Manager level 5とは、その会社の勝手なランク付けですから、何なのか良くわかりません。会社に入った後にしっかりした役割が分からないまましばらく過ごすことになってしまいます。しっかりした役割が分からないまま過ごすという事は、米国企業の中では凄く辛いことです

こういう事は、特別ケースや急いでいる時によく起こります。

Job description仕事内容

仕事内容が明確に明記されています。米国における仕事内容は大変重要ですので、きっちり確認しましょう。職務以上の事を継続的に期待されるようであれば、当然昇進を要求するべきですし、職務達成が出来ていなければ、正当な解雇の理由となります。

reporting structure 誰が上司か(Who you are reporting to)

Reportで誰に直接仕事を受け、また収めるかの定義です。自分の上司でない人からの仕事で成果を出しても、「お助け」程度の評価しか出ない場合がありますし、ひどい場合、職務怠慢となる可能性もあります。誰の要請に責任を持つのかをはっきりさせるために混乱しないようにしっかり定義してあるべきです。

Starting date 出社開始日

現職の退職も引っ越しも終えて、業務を開始する日ですね。

Work schedule仕事スケジュール

出社日、休日、等の規定です。

Salary 給料

米国企業でfull time通常雇用ですと、大体年俸制で年幾ら$oo,oooで記してあります。

それを月割りか、2週間割り、週割り、支払われる期間で割って提示してあります。

2週間が多いですね。

Sign on bonus契約ボーナス

競合がいるときや、売り手市場になっている時、競争力をつけるため、sign on bonus、仕事を受けてくれたボーナスが出る時があります。また、現職からカウンターオファーが出た時も、給料を上げてしまうと将来に響くので、このsign on bonusをくれる事で補おうとする時があります。後々のプレッシャーが増えずにお金だけ貰えるので、お得な感じがします。

また、余裕があったら、面接のときに匂わせてみましょう。同じ会社から数人新しい会社に転職してきたとき、匂わせた人だけsign on bonusを貰っていたケースもあります。

Moving cost引っ越し代

新しい会社の場所までの費用をある一定まで会社から出ます。$5,000 - $12,000位と考えてよいでしょう。一ドルも出さない代わりに、引っ越しをすべて会社でコーディネートしてくれるケースもあります。

ベネフィット

Insurance coverage保険

アメリカでは国民健康保険は無く、健康保険Medical coverage, 歯科保健Dental coverage は雇用者がカバーするのが通常です。保険内容、健康保険であればPPOタイプか、HMOタイプか、どの位のカバレッジがあるか、チェックしましょう。保険に関しては後程記事にしますが、PPOのほうが柔軟で、HMOは掛かれる医者が限られています。カバー金額も一般的にPPOのほうが良いです。

Paid Time Off有休

多くの人がアメリカのほうが日本よりも優雅な生活をしていると思っていますが、アメリカは国定休日が、クリスマスやサンクスギビングを含めても一年で9日~10日と非常に少ないです。日本の半分ほどです。ですので、有休、PTO, Paid Time Offが大変大事です。Time off accrues at the rate of OOOhour 有休は少しずつ一定のレートで蓄えられていきます。使いたいときにバケーションとして、使います。入社した時からレートも少しずつ、ある一定時期から上限も上がっていきます。全体的に中小企業で年15日、大企業で20日くらい貰えます。日本の有休配布率とあまり変わらないので、休日に関してはアメリカで働く方がせせこましく、日本で働くほうがよっぽど優雅と言うことができます。

Retirement plan年金プラン

日本の国民年金に対応するのが、アメリカのSocial Securityで国が管理しています。企業で提供されるのが、401k です。401kとは、簡単に書くと、給料の一部を差し引いて、運用すると60歳前に解約する等しなければ、税引前の金額で投資できるというシステムです。会社が個人の差し引き分に対し何割かmatch上乗せしてくれる良い企業も大企業では珍しくありません。(100% matchなら、給料から$300差し引いたものに会社が$300乗っけて、$600になるのです!)

Stock optionストックオプション

会社のストックオプションを用意している会社が一般的です。会社の成長が社員のモチベーションになりますので。米国でも優秀な、しかも会社に馴染んだ社員の確保に真剣で、このストックオプションにはVestingというシステムがついてきています。入社から毎月少しずつ会社の持ち物から個人の持ち物に移行vestされていき、数年経った後にはすべて個人の物になるという具合です。

タイトルが高ければ高いほど、ストックオプションの割り当ても大きくなります。

Educational Assistanceトレーニング

仕事にかかわるトレーニングを提供している会社も珍しくありません。年に何回、幾ら相当のEducational Assistanceトレーニングを会社から与えられる、講習に何回まで参加可、等のベネフィットが定められています。これも、仕事の責任が高ければ高いほど割り当てが大きくなる傾向があります。

Got a job!

規約

Non compete clause 競合への転職、有利になる動きを禁止

大企業はこれをオファーレターに載せる傾向があります。競合会社への知的な貢献を禁止、まだ古くなってしまう前の情報を持った数年間の間は競合他社への転職も禁止する条項です。これは現実的には守ることができない規約です。なぜなら、会社は首が切れるのに、本人は食べていかなければいけないですから。ですので、これは何かあったとき、例えば、新技術の設計を担っていたエンジニアが開発途中でその知識をもったままライバル会社に転職をした場合等に訴訟の為に使用します。プロジェクトの秘密はあったとしても、普通の社員が転職した位では、大事になることはありませんので、無視して大丈夫です。

というか、選択肢がないです。業界なんて変えられるものではないですし、一生その会社で雇ってもらえる保障がある訳でも無いからです。

At will basis意思を優先

基本各々の意思で決定ができ、このレターにより仕事の保証はしないという事です。

下記文の訳です。

この職契約は個人の意思ベースです。あなたと会社は自由に雇用契約を、何時でも、どんな理由でも、反故にできます。このレターは契約でも、雇用のある一定の期間を保障する物ではありません。

Your employment with OOO will be on an at will basis, which means you and the company are free to terminate the employment relationship at any time for any reason. This letter is not a contract or guarantee of employment for a definite amount of time.

このレターを貰ったからって、法的には何も保障されないですよ。という覚書ですが、理由なしに反故にされたりする事はありません。何か起こった時の為の予防だと思ってよいでしょう。

Expiration date有効期限

オファーレターには賞味期限があります。有効期限を設けないオファーレターはあまりないです(あったとしたら、そこのHRはちょっと勉強した方が良いです)。そんな事したら、仕事開始日まで断られる可能性がありますから。大体1週間か2週間で設定されています。

気を付けること

・オファーレターはあくまで両者が納得する条件の合意です。法的な拘束力はありませんから、それがお互い、破棄になっても、法的な手段をとることは出来ません。ですから、こんな例もあります。

実例:オファーレターを貰ったので、現行の会社に辞めることを告げ、新しい会社の場所まで引越ししました。出社する前に、新しい会社が潰れる、またクライアントからプロジェクトを引き上げられて貴方が所属するはずのチームが無くなった、等で引越ししたまま仕事を失い、そこからまた仕事探しに戻る可能性も無くはありません。私の友人は実際にこれを受けて大変な思いをしていました。潰れてしまったら、約束された引っ越し代が出るかどうかは微妙なところですが、できるだけ早く払い戻ししておいたほうが安心ですね。

・オファーレターを了承した後で、反故にするのはやめたほうが良いです。転職、雇用では迎え入れる側の会社も給料のカウンターオファーだったり、前述したNon compete clauseを解決して、相当の労力を払います。また、了承されたポジションですので、その後募集活動はストップしています。ここで裏返すと、相当なダメージを与える事になります。法的拘束力はありませんので、訴えられる事はありませんが、会社と関わった人の中でブラックリストに載ります。どこの世界も業界は狭く、米国は転職を頻繁にする所ですので、このリストには載らないほうがよいですね。これは結構な米国人が真剣に気を付けている所の一つです。

ですので、オファーレターを貰ったら、早めに現行の上司に連絡しましょう。一人でギリギリまで悩んで、締め切り当日に上司に言ったら、「こちらからカウンターオファーを出す。書面は明日まで待ってくれ」と言われたらどうしますか?

自分は誠意を尽くしたけれども、予想外に他の「夢の仕事」や、「素晴らしすぎるカウンターオファー」が来てしまった場合には、「親が倒れて、無期限で実家付近に帰ります」等の嘘で逃れる事が望ましいです。

さぁ、これらすべてを確認して、納得したら、2枚あるうちの一枚にサインをして、送り返しましょう。

Happy landing your new job!

包括記事、

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