さて、電話面接のあと、会社から連絡が来ました。On-site interview現場面接に来て欲しいとの連絡です。

米国企業オンサイト面接とはどんな物か

日時を合わせて、面接へと向かいます。スペシャリスト職であれば、一日ほど、何かしら役職がつくならば、2日以上が普通です。

広い米国では遠方になる可能性が高いので、飛行機で行くことになりますが、飛行機代、宿泊代共に会社側が負担します。

面接日には、まず最初にHR(ヒューマンリソース)から渡される、Non Disclosure Agreement (NDA) にサインして、現場面接に入ります。

通常1時間から1時間半おきに仕事で関わるであろうほとんど全ての人たちから面接を受ける事になります。

昼食もランチ面接の形をとるので、一日中気を抜く暇はありません。(ランチ面接は数人で行って、質問されるので、向こうは食べている暇があっても、こちらはありません。)

貴方の実力はレジュメ、ポートフォリオ等で把握していますから、現場面接では主に人を知る事が中心になります。

 

何を聞かれるか、何を聞いたらよいか

の現実的な例はこちら

経験から解説!米国企業の面接で聞かれる質問

 

ピアからの面接

日本人だとあまりイメージしないかもしれないですが、アメリカでの面接では、自分の上長になる人はもちろん、自分が関わる人全てから面接を受けますので、入社したら自分の部下になるであろう人にも面接を受ける訳です。

・別に尊敬する理由もない

日本人がたまに間違えるのは、上司を敬うべきだという所。米国では、上司や責任や給料の高い職種の人を敬う習慣はありませんし、むしろ位が高いぶん、厳しい目で評価します。

こういう面接の場所で、「貴方はどういう仕事の仕方をする?」「こうだとすると、私の仕事を凄く難しくするのだけれど」というような厳しい意見も飛んできます。

また、専攻の際は彼らの意見も十分に考慮されるので、気を引き締めていかなければなりません。

・名前を覚えよう

沢山の人数に一気に面接を受ける事もありますが、全員の名前をその会議の間のみでも覚えておくと、印象アップです。

意味のない羅列の覚え方、右脳を使った記憶術はこちら

ノイロトロピン

瞬間、名前の覚え方はこちら

abusing with magic marker

質問の中でそれとなく、名前で呼ぶようにしましょう。

interview clapping hands

聞き取れなかったときのテクニック

面接も丸一日使ってくると、午後はすっかり疲れています。また、そもそもが、母国語でない言語で話すわけですから、聞き取れない事があっても不思議じゃないです。

そんな時に、自分の英語力のせいにしないでもう一度聞きなおす方法は、

Oh I’m sorry I was spacing out for just a second.

(アッ。すいません。ちょっとの間意識が飛んでいました。)

これは、貴方が飛行機で面接現場に来ているとき、また時差があるときなんかは有効です。

I am a bit fatigued from the flight.

少しフライトで疲れていました。

位言っておくと、皆

Oh I see.

なるほど。

となってくれます。

他からオファーを貰っていたら言っておこう

・貴方がほかからオファーを既に貰っている場合、オファーレターにはeffective dateがあります。オファーを受ける場合には、その期間に返事を出さないと、無効になるわけです。

今受けている会社が本命な場合、他からのオファーが切れる旨を伝えて、もしも雇ってくれる気があるのだとしたら、何時までにオファーレターを出して欲しいのか、伝えておきましょう。

安全パイを取っておきたいから他の会社からのオファーを受けてしまってから本命からオファーが来て、本命の方を取ってしまうと、別に法的な問題が出るわけではありませんが、相当悪い印象を与えます。近い未来にもしかしたら底にもう一度行きたくなる可能性もあるので、不誠実なことはしないでおきましょう。

また、他からオファーが来ているのは、本命の会社を良い意味でちょっと焦らせる事が出来ます。仕事の面接って、恋愛に良く似ていますね。

Thank you note

ジョブサーチ関係のページには、面接後にThank you noteを送りましょうと書いてあります。Thank you noteとは、その名のとおり、時間を取って面接してくれた事を感謝する手紙です。EmailではHRの担当者にしか届きませんので、物理的なカードに書いて送るのが、全員の目に留まって良いです。

ただ、私はこれを出したことがありません。私は雇用側としてもこういうプロセスに関わっていましたが、Thank you noteが面接の結果になんらかの影響を与えたことは、下記のケースを除くとありません。

― 応募者は仕事に適確だと感じたが、応募者がこの仕事に十分エキサイトしてくれているかどうかがわからないので、最終判断が出来ないでいる。

この場合は有用ですので、その仕事に対してエキサイトしている事が上手く伝え切れていないと思ったら、出す価値があるかもしれません。

こんな会社は遠慮しておきましょう。

しばらくの間そこの会社で働くというのは、日本ほどではなくても大きなイベントです。自分の人生の一部分でありますし、そこでの数年間によってこれからのキャリアも大きく変わってくるかもしれません。転職を間違って何年も無駄にする事になってしまった人も知っています。

面接の段階から、嗅覚を済ましていれば、いろんな匂いが擦るはずです。このような会社は入社をもう一度考えましょう。

・飛行機、宿泊代を払わない。飛行機チケットを自分で取らせる

私もこんな経験がありました。日本の会社の米国支社でそれなりの立場まで行っていた人が、米系会社で一部署立ち上げる事になり、私は面接に呼ばれました。非常に丁寧な人でしたが、「飛行機を取って来て」という事でしたので、自分で取っていきました。現場で飛行機代の話をすると、「最近はその位の距離でもその位の値段するんだよ」「高ぇーよ!」と呟かれました。

その時、「あ、これは意図的なんだな」と思いました。飛行機代は自分で出したままでしたが、その会社には行きませんでした。

チープな考え方だった訳です。もちろんそんな人のビジネスが上手くいくはずも無く、立ち上げる事さえ出来ずに潰れました。

・今のサラリーを聞いてきて、それを評価する

今いくら貰っているの?と聞かれることは実は結構あります。これは関係ありそうで、実は関係の無い質問です。仕事によって責任の重さも範囲も変わるのですから。例えば日系企業だったら、貴方を米国企業よりも活用できるので、給与が高くておかしくありません。

また、貴方の給料に対して、「んー。申し訳ないけど、うちではこの位しか払えないんだけど」はまだ良いですが、

「スペシャリストはそんなに貰うべきじゃない。半分ね!」とか、

「うちに入るにはクォリティが高すぎる。他で仕事を探したほうが良い。」

と言われたこともあります。

いずれにしても、仕事を受けに来ているひとに対して、先に現給料を言わせるのは、フェアなプレイじゃありません。相手の玉を見てから投げれるのですから。

こういう会社が考えたほうがよいですし、現給料を聞かれたときには、「今は受ける仕事とは責任範囲が違うので」というのを控えましょう。

I think it is not necessarily relevant since my current role is not exactly same.

(私は今の給料は完全に連携しているとはおもいません。仕事内容が違いますから。)

と言っておけば、相手から玉を投げざるを得なくなります。

・フォールプレイをする

ある会社の面接の前日、まだ現職の仕事中、その会社から電話がかかってきました。「明日の面接に、これこれこういうドキュメントをまとめてきて欲しい」

私は仕事中でしたし、「いやそんな事言われても、今仕事中だし、明日のフライトまで時間が無いのだけれど」と返すと、

「資料を提出しないのであれば、そういう答えとして受け取る」

との返事

私は現職の仕事を早く切り上げ、テーマの商品を店で買い、($400くらいしました)リサーチして、ドキュメントを製作しました。あまり寝れずに、飛行機の中でもまとめをしていました。

現場ではYou did your homework. That means something.(きちんと宿題をやってきたね。それは買うべき事だ)などと言っていましたが、面接後、もちろん何の連絡もなく不合格でした。

誠意のかけらもありません。こういう会社は課題を前日に出された時点で、

「私にも人生があるので、出来ません。」

I am afraid that I am able to respond to such a sudden request.

「そういう答えとして受け取る」

That will be taken into an account. といわれたら。

I understand that sir (maam). Do you still want me to be there tomorrow?

今日のプランを変えることは出来ない。それでも明日覗ったほうがよいですか?」とでも言って、すっぱりやめるべきでした。

・カンファレンス等で近くに来るとき、寄れないか?

この会社は何を言っているかというと、「君を呼ぶお金を出したくない」「近い未来に君を雇い入れるポジションはない」と言っていますので、近い未来どころか遠い未来にも仕事をオファーしてくる事はありません。あったとしても、せこい思いをさせられるでしょう。

もしその人が個人で、面識を作っておきたいといっていて、あなたもその個人と知り合いになりたいと思っている場合以外は、良い事はここから起こりませんので、せっかくのカンファレンスの間、時間の無駄です。断りましょう。

米国企業へ就職、転職、応募から内定までの流れはこちら

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