実践!)本当に書けるレジュメ。

いろいろな所で、Resume, CVの書き方が紹介されていますが、基本スタイルに決まりは無いものなので、アドバイスばかりが書いてあって、実際どうかいたらよいのか解らないのではないでしょうか?

解っても、英文を書くのが非常にやっかいです。

今回は、現実的に、自分のResumeを一枚仕上げて、机の上に用意する方法です。

ですので、余計な事は考えず、シンプルなレジュメに決め打ちしようと思います。

*基本、レジュメは確固たる事実を伝えるものです。いわば、食品の裏の栄養成分や製造年月日と同じで、表示が義務付けられています。

必要な事は必要情報を表示する事で、表示していない場合は応募が出来なくなってしまいます。

クリエィティブに展開したい人はどんどんしていただいてOKですが、まずここを押さえて、応募にこぎつけましょう。

  • 技術よりも、個人が大切にされる仕事、リテイルやマーケティングなどの方ほど、ここでクリエィティブになる事が人より目立つのに大事かもしれませんが、技術職の方は、ここに時間を使うよりも、自分のポートフォリオ等で技術を売った方が良いと個人的には思います。

レジュメは次の構成で製作してください。

難しすぎる?これで本当に書けるレジュメ

自分のinfo

Summary

Qualifications

Skills (Qualificationsと被るようなら割愛)

Experiences

Education

この自分のinfo + 5項目で十分です。

自分のinfo

名前、住所、メールアドレス、電話番号が書いてあれば十分です。

まず、下の5項目について日本語で簡潔にまとめましょう。

Summary

ここは、自分を端的に語りましょう。

A)経験豊富な・アニメーター・グループリーダーの経験もある・感情表現に長けた

B)受賞経験もある・アートディレクター・10年以上の経験・設計から施行まで面倒見れる

これだけで十分です。自分が応募する職種(この場合、アニメーター、アートディレクター)に形容を3,4つ足して、どんな傾向のある、どのクラスの人なのか伝えましょう。

これ以上足したければ、

○○に従事し続けてきていて、△△の知識が抜群である 等を簡潔に足すのは問題ありません。あくまで、自分のコアの形容と属性を足すだけにしましょう。余計な尾ひれはマイナスです。

「□□に興味があり、御社の■■に共感し」等の情報は、雇用者にしてみれば、実力がわかった上で知りたいものです。

Qualifications

「その仕事に関する能力的な太鼓判、資格」の意味です。

英語ネィティブでない貴方は、ブレットポイント(箇条書き)で書くのをお勧めします。

・照明、スクリプトを含めた30を超える現場イベントを企画した経験はベテラン級

・映画アニメにて準主役級の演技を数本勤めた

・幾つかのツール作成において、リサーチペーパーからの責任を持って新境地を開いた

・監督、プロデューサー、出資者が口を出す難しい状況のなか、納得点を見つけ出し顧客満足に繋げる経験をしてきた

このように、いったい自分の実力はどの位の幅があり、何を実際可能にしたのか、雇用主に対して雇用主の抱える問題をどの位解決できる素養があるのかを一つ一つ伝えます。

英文を長くする必要はありません。

太鼓判、資格だけを適確に伝えましょう。

Skills

自分で出来る事を書きます。これもブレットポイント(箇条書き)で十分です。

・設計図から正確に3Dモデルへと落としこめる

・クライアントのニーズ、ベンダーの条件を常に整理して共有する

・計算ソフトでの○○人数級のプロジェクトの進捗管理

・定期的に発生するカスタマーに対するレポートの明確なコミュニケーション

この様な記述になります。

QualificationsとSkillsの両方書いてもよいですし、どちらかを削ってもかまいません。一般的には、経験の豊富な方はQualificationsで書くことが多いでしょう。「幾つも○○を成功させた」的な事が多いですからね。

まだキャリアの前半の方やピュアな技術者の方は、Skillsの方が多くなる傾向があると思います。無理して両方書く必要はありません。必要な分だけ割り振るか、どちらか一つでOKです。

Experiences

これは、レジュメの中では、一番簡単なパートです。

古い経験ほど下に、最近の経験ほど上に持って来ます。

  • タイトル
  • 会社、団体名、場所(どこのブランチ程度がわかればよいので、住所まで書く必要は無い)
  • いつからいつまで働いたか May 2001 – Nov 2006等。在職中のものは、2016 – presentと書いておきましょう

この下に、仕事内容を書いていきます。雇用主が、「なるほど、そのパートをやったのね」と納得するように書きましょう。

・息遣いを感じさせるようなリアルなモーションを劇場映画用に10分尺以上製作

・製造部との連携を細かく行い、無駄の出ない製作手順を培った。それにより10%のコストカットになった。

・ソフトのフレームワークの構成責任を負ったが、クライアントの要求によって、コンパイル無しで全て重要なパラメーターを現場で変更しプレゼンできるフレキシブルなシステムを構築

等になります。

もし、受賞したり、大きな反響を呼んだり、特記事項があれば、各経験の最後にKey Achievementと付け足して、その旨を書くと良いです。

Education 学歴

学歴を書くセクションです。日本社会は学歴社会とよく言いますが、アメリカはもっと学歴社会です。就労Visaを取るのにも大きく響いてきますし、日本のように、法学科を出たのに、事務職についている等の矛盾もありません。

アメリカの方が、何を専攻(Major)したのかに敏感で、そこから何の底力があるのか判断しようとします。自分の選考と職種が矛盾しているからと言って、簡単に大学に戻って学位を取り直すわけにはいきませんが、一応理解しておきましょう。

例えば、プログラマーなのに、Computer Science(計算機科学)や、Math(数学)の専攻やディグリーが無かったら、基本能力が弱いと取られてしまいます。

それを穴埋めする何かを書いたり、それに順ずる単位を取っておくなりしてカバーしましょう。

学科、専攻、学位資格が英語でよくわからない場合は、卒業学校にまず問い合わせて、卒業証明書:Graduation Certificate またはGraduation Diploma,

そして成績が記された、Transcriptを取り寄せておいて、封を空け、正しい英語名を調べましょう。

ビザ取得の時に必要になりますので、一部ずつ多く取り寄せておくと良いです。

さて、これだけ書いてあれば、レジュメとしては十分です。

他に特記したい事があれば、以下の事も付け足して良いでしょう。

Language:

例えば仕事上重要、有益となる言語が堪能な場合。例えば中東との商売でアラブ語とか。日本語と英語に関しては書く必要ありません。日本語を喋るのは解っていますし、英語をFluentと書いても、「Perfectじゃないのか」と思われるだけですから。

―もしPerfectだったとしたら、ネィティブなのですから、余計にそんな事は書かないですよね。

Awards

受賞経験はどんな場合もプラスです。

Articles

記事を書いたり、何かで特集されたことがあれば。最近は仕事関係のトピックで自分が収録したYoutubeも参考資料として載せている人も多いです。

内容がよければ有用です。

Status

もし貴方が永住権を持っていたり、就労権ももっていたり、二重国籍を持っていたりしたら、雇用者に余計な就労条件の心配をさせなくて済むので、記しておきましょう。

さて、ここまででレジュメの内容は全て押さえました。

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ここから、英語にしていきます。

自分の職種でサーチして、出来るだけ同職種、近い職種のレジュメを集めてください。多いほど良いです。

Google検索、また業界のフォーラムから探しましょう。

そしてLinked-inというSNSに登録し、同じ職種の人のページを探してください。

*Linked-inというのはSNSですが、仕事ネットワークに特化したSNSなので、皆自分のページにレジュメの様な物を載せています。プロのリクルーターはLinked-inの有料ユーザーになって、企業が探しているタレントを探し、直接メールを出します。

近い業種の人は同じような事を経験、アピールしているので、結構な確立で自分がアピールしたい事を書いています。

いろいろな人から部分を集めてくる、単語を入れ替える等してそれを継ぎ合わせてください。

Experienced, award-winning Art Director with over 15 years of experience in Digital Entertainment industry.

(経験豊富な、受賞経験もあるアートディレクター、デジタルエンターテイメント業界で15年以上の経験あり)

Experienced Animator with over 7years of experience in Feature Animation Industry.

(経験豊富な、アニメーター、7年以上の劇場映画での経験あり)

こんな感じで、アートディレクターをアニメーターに、デジタルエンターティメントをフィーチャーアニメーションに。

英会話で確認(Proof Reading)

つぎはぎパッチワークで自分の事を英語に変換しました。これで、紹介したい自分は紹介できた事になります。一から考えようとするよりもよほど精巧な筈です。

ただ、このままで送ってはいけません。ここまでで、大体形が出来たので、文法的に間違っていないか、英会話に持っていきましょう。

英会話ではレジュメの何を書くかの相談は出来ないと思いますが、最後の確認(プルーフリーディング)はネィティブで大学を出ているくらいの学歴があればできます。

一時間、マンツーマンレッスンを取って、変な所がないか確認してもらいましょう。

さて、これが貴方が知っておくべきレジュメの書き方の全てです。

 

これでレジュメが書けるようになります。

 

デザインなどは、ファンシーにしてくれて一向に構いません。(でも、雇用者から見て見たら、どうでも良いです。ただ、「この人ちょっと良いな」と思ったレジュメがファンシーな青色だったら、なくさない、見失わないという位です。)

知っておくべき知識、耳寄り情報

名前について。

名前が健一郎とか、春義とか、道弘とか、智久とか、英語名に直接変換できる人は是非しましょう。

Ken, Harry, Mitch, Tomのように。

そうでない人も、「英語名をでっち上げる」ことをおすすします。

例えば、Tatsuyoshi Fujimura というような名前だった場合、明らかに外国生まれの外国人です。これで住所が日本だったら、「この外人は連絡をして見る価値があるだろうか?」「英語を喋るんだろうか?」と疑問に思われる可能性があります。

Tを取ってTimとかでもよいですし、全然関係ないJasonとかでもOKです。

日本の履歴書とはちがうので、詐称にも何にもなりません。

アメリカ人も、普通にDanielはDan、Jeremy はJerry, RichardはRickやDickと自分のニックネームをそのままレジュメに載せています。

例えば、Jason T Fujimuraと書いてあったとしたら、普通に日系人と思われます。そもそも、「英語を喋るんだろうか?」との疑いを持たせません。

例えば、David Chan(ディヴィッド チャン)という名前だったとしたら、貴方も、チャンって言うんだから、中国系かな?と思う程度ですよね。

でも、Shin-Soo-Chanと書いてあったら、「この人は韓国人か?中国人か?英語を喋るのか?」と思ってしまいそうですよね。

疑問を持たせないまま、電話面接まで進んでしまえば御の字です。そこでいかに外人英語であっても、いかに訛っていても、「仕事をするに十分」と思ってもらえれば、何の障害にもなりません。

余計なところで、雇用判断者に躊躇させないようにしましょう。

個人情報

年齢、性別、出身、人種等の個人情報は決して入れてはいけません。写真も絶対に貼ってはいけません。最終的に不採用となった場合、それを理由に訴えられる可能性があるので、アメリカ企業は個人情報が載せてある人を面接のプロセスに進めません。内容やスキルが十分でも、それが記してあるだけで、アウトです。

先進国のレジュメ対策ページなどでは常識となっていますが、フィリピンなど、現在発展中の国のレジュメでは、まだ差別防止の概念がしっかりしていない為、ガンガン個人情報を載せています。惑わされないようにしましょう。

サービス

外国での転職活動に慣れていない人が一度は考えるのは、レジュメ代行サービスです。良いサービスを提供してくれる所もあるのかもしれませんが、私は一度失敗しています。

私が頼んだところでは、最初に自己発見ツールの様なものを送ってきました。自分の長所やアチーブメントに関して沢山書き込み送り返します。

それを元にレジュメにしてくれるのですが、自分が書き込んだものを詰め込んだレジュメが送られてきました。それに対して「何回まで直す注文を出すことが出来ます。何を直しますか?」という質問がきました。

私はもっと、一般的な構成が良くて、自分の推したい所もあったのですが、一回も口頭相談で仕上がりについて話す機会も無く、「何回まで直せます」というのに大変ショックを受けました。3万円ちょっとだったと記憶していますが、結局自分で書き直したのを覚えています。

皆さんもレジュメ代行サービスを使うときには、きちんとエージェントと相談して構成する機会があるかどうかを確認してください。

高いお金を払って、機械作業的に終わらされてしまっては叶わないです。

:-3

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