syllable 音節

英語圏の人は、聞き取る時に、音の聞き分けをする前にまずsyllable(音節)を判別しています。

ここの意識の差が、日本人の英語を英語圏の人が理解しにくく、また日本人にとっては英語の音が聞きにくい原因なのです。

日本語は子音の後に母音が必ず来るので、そのように発してしまうと、全然印象が違う音になってしまいます。

よく言われる例が

Michaelです。日本語でマイケルと言ってしまうと、マ・イ・ケ・ル となり、4音節ですが、英語はマイ・コーで2音節です。

その位、タイミングが違うだけであんまり変わらないの?と思うかもしれませんが、英語圏の人はここの判別から入るため、ここで間違ってしまうと、あまりそこ以上創造を膨らませてくれないケースが多いです。

 

昔What woman wantという映画でありました。

主人公が娘のボーイフレンドの名前をいい加減に聞いていて、あとで「あれ?何て名前だったっけ?」と思い出すところですが、

NICK: I know it has three syllables.

ニック: 確か3音節だった筈

と音節の数を先に認識しています。

「〇から始まる音だった」ではないのですね。

単語の認識に、音その物よりも、音節の方が先に来るのです。

ネィティブの理解順序

音節

 ↓

 ↓

意味の理解

という感じです。

ですので、正しい音を出すのはもちろん大切なのですが、それ以前に、正しい音節で喋らなければならないのです。

syllable(音節)を数える

さて、そうは言っても、意識していなかった音節ですから、どんな単語も、そもそも辞書を引かなければ、何音節かわからないですね。

ですので、聞くときも、話すときも、何音節か意識できるように、辞書なしで音節を数える、理解できる方法を学びましょう。

音節とは、「母音の数です。」

でも、母音の数とは言っても、a e i o uの母音のアルファベットの文字の数ではありません。

一つの母音のサウンドの数です。

以下の単語は母音が一つだけですね。

ですから、1音節です。

Pot

Cat

Dog

これをカタカナ英語でしゃべってしまうと、

Po・tto 2音節 

Ca・tto 2音節

Do・ggu 2音節

となり、すべて2音節になってしまいます。

日本語の母音は割に短く発音するので、日本人は割に一瞬に聞こえるのですが、英語には子音だけの音があるので、コントラストで、母音の音を長くホールドしがちです。

先ほどのpo・ttoも、「ポット」」ではなく、「ポットォー」となり、potとは完全に別ものになってしまいます。

ここが、日本人の英語を聞き取りにくくしている一番の原因です。

 

昔「リング」という小説がありました。ベストセラーになり、日本で映画化されました。

これはアメリカでも興行されてDVDになりましたが、同じ原作でハリウッドもリメイクし、2つの「リング」というDVDが世の中に出る事になってしまいました。

同じ題名で発売できなかったのだと思いますが、結局題名は次のようになりました。

Ring ハリウッド版の「リング」

Ringu 日本版の「リング」

。。。。

 

Ringは一音節です。しかし日本語のRinguは2音節です。「リングー」と発音します。

Ringはわかりますが、Ringu は何の事やらさっぱりわかりません。

アメリカ人には、「よく分からない外来の映画」に映ったでしょう。

  

次の単語は何音節でしょうか?

Call

Luck

Star

そうです。

母音が一つしかないから、一音節ですね。

 

では次の単語は名に音節でしょう?

Lava aが二つはいっていますね。

Super uとeが入っています。

これらはLa・va

Su・perで2音節です。

  

では、次の単語はどうでしょう?

Beautiful

母音の文字はe, a, u, i, uと5つありますね。

それでは5音節でしょうか?

違います。

先ほども言ったように、母音の文字の数を数えるのではなく、

母音のサウンドの数を数えるので、

”eau”を”ユー”と発音し、1と数えるのです。

ビュー・ティ・フー

Beau・ti・ful はこの様に、3音節となります。

  

Ridiculous

これも同じように、i, I,u, o, u, と5つ母音がありますが、

最後のouは一つの「ラ」という音に溶けてしまうので、

Ri・di・cu・lous

り・ディ・キュ・ラス と4音節です。

最後のsは子音だけなので、スーという風に母音で一泊ホールドしないので、音節には入りません。

母音になるY

それでは次はどうでしょう。

Busy

母音はuしか見当たりません。これは1音節でしょうか?

違います。

“y”は「イー」と母音と同じ音をホールドする事から、「母音」とカウントされます。

Bu・syは2音節です。

Syllable 

hungry 

Sy・lla・bleは最初のyを一つと数え、3音節

Hun・gryも最後のyを一つと数え、2音節になります。

両方とも、yを「イー」という風に「母音のホールド」をしていますね。

消える “e” 消えない “E”

では次の単語はどうでしょう?

Fine

Safe

これらは、実は2音節なんです。

英語の最後のeはこのように「無音」になる事が良くあります。

下の単語も、最後のeを発音しないため、

college

petite

co・llege 最後のeを無視して、2音節

Pe・tite 最後のeを無視して、2音節

カレッジで、ジを伸ばしませんよね

ペティート で、最後のトを伸ばしません。

あれ?さっきSyllableのbleを数えて、3音節でしたよね?

この無音のeは全てに当てはまるわけではありません。

 

Rule

available

このようにLの後についた場合、得てして

Ru・le 2音節

Avai・la・ble 3音節

と、なります。

スポンサーリンク

まとめ

はい、これが音節を数える方法です。

英語圏の人はまず、(日本人が日本語をしゃべるときに、何文字あるかを認識するのと同じように、)音の数を数えています。

この「数」が違うと、どんなに発音を良くしても、無意味です。

聞くとき、話すとき、まず、何音節か、いくつ数えられる(ホールドする)母音のサウンドがいくつかるかを意識しましょう。

将来の聞き取り、発音、語彙力に大きな影響を及ぼします。

ポイント

・ホールドする母音のサウンドが幾つあるかが音節

・Yは母音として数えられる

・最後のeは「消える」事がある

日本の歌

最近は日本の歌手の方も頑張って英語の発音をしようとしているようです。

きちんと出ている人もいるし、残念な人もいます。

しかし、どうも英語に聞こえないのです。

その理由は、作曲、作詞の時点でカタカナで作ってしまっているため、「カタカナの音節分の長さ」になっているからです。

先日ラジオで流れていた日本の曲で、若手の女性歌手が

ライフラーイン、ライフラーイン(life line)と歌っておりました。

音を一生懸命英語にしようとしていましたが、日本語のライフラインは

ラ・イ・フ・ラ・イ・ン, La・i・fu・la・i・ne と6音節もあります。

対して、英語はLife・lineと2音節しかありません。

どんなに上手く発音しても、本来2音節の単語を6音節かけて歌ったら、英語のlifelineにはきこえませんよね。

歌手だけでなく、作曲、作詞家の英語力が問われる時代になってきたのかもしれません。

 ー しかし、英語のリズムで曲を歌うとなると、日本語を全く違うので、歌う方も、聴く方も大変ですね。

英語の曲、一発じゃ何言っているかわからないでしょ?

私の知り合いのアメリカ人のおじいちゃんも「最近の曲は何言っているかさっぱりわからん」と言っておりました(笑)

リスニング、発音これで完璧。目次  はこちら

スポンサーリンク
おすすめの記事