こんにちは。

骨頭です。

行かなければ!と渡米の心を決めた私は、ビザ代行会社を急かし、E1ビザを取得し、

とにかく早急に現地支社へ出向する事にしました。

前記事「日本からいきなり海外へ転職する方法 その1 経験談

当時私は米国に行くことだけを考えていたので、米国支社はどんな所なのか、それが「社内でキャリアアップな事なのか」とかは全く考えていませんでした。

一部大企業では、「米国出向する事が出世の為の登竜門」という所もあるかもしれません。

バブルの頃の「トレンディードラマ」(死語)ではそんなイメージがありました。

しかし、私の知っている大抵の日本の会社の米国支社は、上手くいかず苦しんでいます。

大きく理由は

○日本人が現地でどう回してよいかわからない

○現地の事を知らない本社が日本の常識を押し付ける

○その為、人が雇えない。間違った人を雇う

○雇ったアメリカ人がハッピーでない

〇日本人もハッピーでない

こんな理由で、上手くいかないだけでなく、皆のストレスが溜まって、大変不健康な会社、いわば病の巣窟になっていく傾向があります。

骨頭が現地に降り立ったとき、米国支社は「出世の為の登竜門」どころか、正に「病の巣窟」でした。

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病の洗礼 Baptism 1 

米国支社に長く勤めている本社出向の「厚繭」さん。

昔いじめられていた卑屈さと、陰湿な勝気さが顔体からにじみ出ています。

通常の出向者がそうであるように、私も最初の一ヶ月は住む所を決めたり、生活を安定させる為に手続き上は出張扱いで来るのですが、、、


厚繭

「ホテル、取っておいたからね」

「あー。それから君の今回の滞在、出張から出向扱いに変えておいたから」

「そうですか? 出向でも当面のホテル滞在費とレンタカー代、会社から降りるんですか?」


厚繭

「当然降りないよ」

「は? いやそれが会社から出してもらう為に出張で手続きしたのに。」


厚繭

「そんなのいいでしょ。沢山金もらってるんだろ?」

「は?!!!」

(これは意地悪か?こんな絵に描いたような意地悪する奴が本当にいるのか!?)

会社内でそれなりの力を持って、自分で出向を決めてきた私をやっかんでいたんですね。

これで私は即効でアパートを契約、車を買わなければならなくなりました。

本社からの出張者用の社用車もこの期間出払っていて、

高めのホテルが用意されていたのも、意地悪の一つだったようです。

ホテル代とレンタカー代、3週間ほどで$5000位を自己負担する羽目になりました。

 結局車購入や最初の物の入用で最初に$30,000ほど吐き出す事になりました。

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病の洗礼 Baptism 2 

出向直後ももちろん仕事はあります。いろいろ片付けなくてはならないのですが、

PCがありません。

私は特殊なPCとソフトを使うので、その整備をお願いしておいたのですが。。

ITに「僕のPCはどこ?」

IT君

「あ、そこだよ」

そこには箱がいくつかバラバラッと転がっています。

え?

PCも組んでないし、ソフトのライセンシングもしてないし、会社のネットワークにも繋がってないし。いろんな部品が箱のまま転がっているし。

どういう事?

IT君:

「え? 僕がセットアップしようとしたら、 厚繭 さんが「するな」って。「骨頭は優秀なはずだから、全部セットアップできて当然だって。」

「購入元とのライセンス連絡もするなって。」

(このやろう  厚繭 ーー!)

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病の洗礼 Baptism 2 

最初の一ヶ月、PC環境のセットアップ、アパートメント ハンティング、車の購入、と業務に負われて大変な忙しさでした。

支社出社初日にHR(Human Resource 日本的には人事係ですね。)から貰った分厚いパッケージ、中には社員登録の書類や健康保険の手続き書類など、沢山入っています。

数センチの厚さですが、当然全部英語です。

私はこのパッケージに最初の一ヶ月手をつけることが出来ませんでした。

丁度一ヶ月で、何とか時間が取れ、パッケージに目を通しました。

必要な書類を書き、

健康保険手続きにも書き込み、HRに届けに行くと、

HRマネージャーの「ベラ」(仮名)、顔の骨のしっかりした、わりに綺麗で清潔な顔をした白人の30代位の、女性。

「遅れてごめんなさい。健康保険の書類です。」


ベラ

「貴方の入社から1ヶ月も経ったから、健康保険に入る事はできないの」

「いやいや。そんな事はないでしょう。」


ベラ :

無視して パソコン見てる

「いやいや。お願いしますよ。手続きしてくださいよ。」


ベラ :

「Nop」

(いいえ)

「いやいや。健康保険無かったら、病気とか事故とか困るでしょ。そういう時は死ねっていうの?」


ベラ :

「Yes.」

冷たい藍色の目でこちらをしばらく直視した後またパソコン画面へ。

私は帰るわけにも行かず、しばらく突っ立っていたら


ベラ

「Anything else?」(他に何か?)

(他に何か?他に何か?って健康保険入れなくて、死ねって言うの?って言ったら、Yesって言われて、他に何かって!?)

そんな事するんだ。

そんな事出来るんだー。

彼女はその後間もなく辞めていきました。新しいHRマネージャーに何の問題も無く健康保険手続きしてもらいましたが、結局4ヶ月位健康保険が無かった事になります。

想像でしかないですが、今まで日本から来た、エクゼクティブや社員に腹が立っていたんでしょうね。 厚繭 も彼女に意地悪したのかもしれません。

そこに若い私が入っていって、当時空いていたオフィスに入ってやったから、「若いエクゼクティブ」だと思ったのでしょうか?

でも困っているのを幸いに、意地悪してやろうと。。。

混乱の社内

私がこれらを経験している間、日本人の女性社員が上司をセクハラで訴えようとHRと交渉していたり、

日本人幹部の横領、アメリカ人幹部の横領もありました。

What the heck is going on with this place?

(一体全体ここでは何が起こっているんだ?!)

こんな風に、社内は悪意と、混乱に満ちていました

皆でいがみ合って、腐っていました。

その米国支社は、10年近く業績が上げれずに困っていましたが、こんな不健康な状態で業績が上げれる訳がないですよね。

次はこんな状態になってしまった背景。

上手く回せない日本の米国支社の内情です。

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