
レストランでの英語フレーズ 技
ガイドブックにもレストランでの英語は紹介してありますが、ちょっと違った目の付け所から、「本当に使えるフレーズ」をご紹介したいと思います。
それってただ?
ちょっと良いレストランだったりすると、still waterか、sparkling waterか、聞かれます。
Sparkling water は大体チャージされますが、レストランで何か薦められたときに、「それ、ただなのかな?それとも幾らなのかな?」と思ったりするときがあります。
それから、パンケーキ屋に行って、幾つかテーブルにシロップが置いてある。でもメニューにはbutter pecanバターピーカンも載っている。「本当はバターピーカン シロップが欲しいけど。。チャージされるのかな?」
と思った時。
How much? 「幾ら?」と聞くのも、
Is that free? 「それってただ?」と聞くのも、
ぶしつけな感じがするので、
Is that uh- complimentary?
「それは えーと。。 サービスですか?
Is that uh- free of charge?
「それは えーと。。 料金を取らないですか?」
と、ちょっと自身なさそうに相手の好意を覗うような感じで聞くと、奥ゆかしくて良い感じです。
この ”uh- “ がポイントです;-)
こうすれば、「本当は欲しいけど、チャージされるかもしれないから、やめておこう」と何でもかんでも断る必要がなくなります。
私もextra charge余分にチャージされなかったら、butter pecanが良いですし、
Hot sauce もextra hot がよいです。
横にガーリックバターをつけてもらう
さてさて、そんなこんなで、ピザが運ばれてきました。
ここは、たしか、ガーリックバターをかけて貰う事が出来るんでした。
でも、それってただなんでしょうか?
はい。聞いてみましょう。
I would like to try garlic butter. Is that free of charge?
「ガーリックバター、試して見たいんだけど、それって無料?」
無料でした。
でも、試したことないし、上にかけられるのはちょっと微妙だな。
横に別の入れ物に入れてもらえないかな?
Can I have it (garlic butter) on the side?
「横にもらえる?」
これは便利な表現です。
おかわりが欲しいな
もし、もう一つ欲しいなと思ったら、欲しいものを持って、
Can I have another one?
もしくは、解っていたら、
Can I have another beer?
で良いです。
ソーダ等の飲み物の場合は、
Could I have refill?
でOKです。
焼いてほしい
Subwayとか、ベーグルショップとか、で焼いて欲しいばあい。
Could you toast it?
トーストしてくれます?が良いです。
burn it? とか、bake it? とか、touch it?
じゃないですよ!
ビールください
A beer please!
全然OKです。
Two beers!
全然OKです。
Can I have a glass of beer?
学校や英会話では、これが文法的には正しいと教わりました。
ビールは数えられない名刺なので、単位、a glass ofをつけないといけないのでしたね。
正しい言い方です。
Glassではちょっと曖昧なので、これを言う場合には、どの単位で欲しいのか、何が欲しいかをしっかり言ったほうが良いでしょう。
Can I have a pint of blue-Moon?
「ブルームーンをパイント(16オンス)で貰えますか?」
アルデンテ al dente
日本では、スパゲティー屋でアルデンテと言えば一発ですね。
私はこれを理解するイタリア料理に行ったことがありません。
(なんだかんだ言って、イタリア人が経営しているイタリア料理ってどこにでもある訳ではないです)
仕方がないので、
Could you make pasta slightly under-cooked so it won’t get too soft? I like it firm and chewy.
「パスタが柔らかくならないように、あまりゆでないで貰えますか?私は固くて、歯ごたえがあるのが好きなので。」
と、言い方も変えてずっと言ってきましたが、Sure!と気持ちの良い返事が返ってきても、10年以上、アルデンテの麺が出てきたためしがありません。
アメリカ人は基本的に柔らかいのが好きなのかもしれません。
・・解決しないトピックで申し訳ないです。。。
*ちなみにアルデンテ、イタリア語のto the tooth、denteはラテン語で「歯」の意味、いろんな言葉に派生していますね。ハリーポッターのスペルから学ぶ英語を参照の事
残りを持ち帰りたい
アメリカは量が日本に比べて圧倒的に多いので、食べきれず、余ってしまうことも多いです。
持ち帰って明日の朝食にしたい。時は
Can I have a box to go?
「持ち帰る為の箱を頂けますか?」
が決まり文句です。
アメリカでは、沢山残してしまうよりは、持ち帰ったほうが少しマナーがある感じがしますが、私はこれをヨーロッパ(デンマーク)でやってヒンシュクを買いました。
That’s very American.
「それは凄くアメリカンだ」
らしいです。。
何か買って持ち帰るには
同じように、
Can I have this cake to go?
「このケーキを持ち帰りして良いですか?」となります
お勘定 Check Please
お勘定 はCheck pleaseでOKです。
Auto Gratuity (Mandatory gratuity) 自動チップ
さて、ちょっとヘビーな話しです。
皆さん、6人以上でレストラン、バーに行き、同じテーブルに座るときには、Auto Gratuity(自動チップ)がつくかもしれない事を知っておきましょう。
食事が終わると、明細に自動的にAuto Gratuity 18%が追加されているのです。これに気付かずにさらにチップを払ってしまってもショックですし、
最悪のサービスだったときには払うのがとてもシャクです。
ただ、これはすでにIRS、(いわば税務署です)から「感謝の気持ち「
ではなく、「service feeサービス料金として認められていて、
ペンシルベニア州で、最悪のサービスに怒り、Auto Gratuityを支払わずに店を出たカップルが逮捕されています。
「Auto Gratuityが付いてしまったら、払うしかない。」という事になります。
さて、悪いサービスだったら、支払いたくないですが、悪いサービスへのAuto Gratuityを避けるにはどうしたらよいでしょうか?
A)最初に、Can you waive auto gratuity? (We will take good care of you promise!)
自動チップをやめてくれますか?(ちゃんといい感じにするからさ)と言ってみる
B)6人居たら、3人ずつ別のテーブルに座る
C)サービスが悪かったら、マネージャーに言ってウェイターを変えてもらう
D)注文が来なかったりしたら、その場で打ち切ってチェックしてもらう
E)マネージャーに交渉してもどうにもならなかった場合、Auto Gratuityを含めた金額をクレジットカードで支払い、帰ったら、正式に貴方が受けたpoor service(良くないサービス)を訴え、貴方のチップを取り返した旨を手紙に書き、レストランに送ります。そしてクレジットカードの会社に連絡し、Dispute(討議)を始めます。
私もE)までは進みたくないです。その後の面倒たるや大変なものですから、
悪いサービスを受けてしまったら、vote with my feet(自分の足で投票する=二度と行かない)方がよいかもしれません。
ちなみにどうして、Auto Gratuityがまかり通っているのか、客の方からすると店やウェイターの欲のように見えてしまいますが、まともな理由があります。
大人数のグループにサービスをすると、一人のウェイターなのに一気にサービスが増えます。一気に注文をとって、時には支払いも分けなければなりません。
その割に支払いでトラブルがある事が多く、ウェイターが損をする事が多いのです。
例えば3カップルの6人組が一つのテーブルに座り、1カップル$100ずつ頼んで、全部で$300の支払いだったとします。最初の2カップルがチップ込みでキャッシュで$118ずつ払いました。
3つ目のカップルが、「残りはこのクレジットカードに付けといて」なんていって会計を終わらせたとします。
そうすると、3つ目のカップルの支払う金額は、$300-$236($118 + $118)= $64になってしまいます。それに%18のチップを付けても$11.52しか付きません。
1カップルずつ清算していたら、$54入っていたチップが、大変な思いをした上に$11.52しか付かなかったら、やっていけませんよね。
こういう混乱を防ごうという制度なのです。
通常、ウェイター、ウェイトレスの賃金は客から貰うチップが考慮されて低めに設定されています。良いチップが貰えれば、その分彼らの取り分も上がるというシステムですが、
このAuto Gratuityを採用している場合、チップは全て一つのポットに集まり、それを店が分配していきます。これによって、店もウェイターに最低賃金を支払う義務がきっちり出てきますから、保守的で混乱の少ないシステムと言えるでしょう。
ただ、ウェイター、ウェイトレスの「チップを動機とした良いサービス」は減っていくかもしれませんね