
ハリーポッターから学ぶ英語技 STUPEFY! 接尾辞
ハリーやハリーの仲間たちが多用していました。STUPEFY! このSTUPEFY、ランダムな造語ではなく、以下の様に形成されています。 皆さん、これらの単語は知っていますかね? Stupid バカ、あほ、間抜け Stupor まひ、昏睡、ぼうっとすること それに英語のSuffix(接尾辞)の”fy”がついて、STUPEFYという言葉になっています。 接尾辞の ”fy” は「~のようにする、 ~ を起こす、言葉から動詞を作る」 となっています。 つまり、 ”fy” を使って、Stuporに(強制的に)するという事ですねこの、”fy”、実は物凄くパワフルです。
Stupefyもすでに現存英語単語ですし、ほかにもfyを使用している単語は多数あります。 比較的に簡単な単語に”fy”がついているだけです。- Beautify: 物をBeautifulにする事、奇麗にする事ですね。
- Diversify: 多様化Diverseさせる事ですね。
- Simplify: ものをSimple、シンプルにする事です
- Unify: 物をUnite、合体させる事
- Amplify: Ample沢山、十分にfyをつけて、増幅するという意味
- Signify: Signatureや、Signサインと ”fy” で、「意味する、示す」の意
- classify: Classに分ける事、(そのクラス以外に)機密にする事
- identify: Indicateするという事で、「見極める、身元を明らかにする」
- Testify: Test 「試験、検査」と”fy”で証言する。また、testimonyは供述
- Purify: Pure「純」にする
- Rigidify: Rigid(硬い)と*fy*で、硬くする
- Modify: modification のmodと*fy*でModify「変更する」
- Qualify: Quality「クォリティー」と”fy”で「クォリティーに達する」
- Justify: Justice 「正義、公正」と”fy”で、「正当化する」
- Mummify: Mummy「ミイラ」と”fy”で、ミイラにする
- Falsify: False「誤り」と”fy”で、「偽る、ねつ造する」相手をfalseにするという意味で「論破する」の意も
- Fortify: その場所をfortress 「要塞」のようにすること。
つまり、 ”fy” さえつければなんでもお好みの動詞が作れてしまうという事です。
ハリーポッターで、J.K. RowlingもStupefyだけでなく、このfyを使っていくつか造語しています。- Spoingify: ホグワーツの教科書Hogwarts School of Witchcraft and Wizardryの一年目に出ているスペル。 「物をスポンジのようにフニャフニャにする」。。。
という事は私たちも言い方に困ったとき、この”fy”をつければ良いのです。
こんなのはどうでしょう?- Smartify: smart「頭が良い」と”fy”で「頭良くなれ!」
- Cutify: cuteと”fy”で「キュートにする」
- Prettify: prettyと”fy”で「プリティーにする」
- authentify: authenticと”fy”で「由緒正しくする」
- Dumbify : dumb「バカ、うすのろ」と”fy”で「バカにする」
- Dirtify: Dirty「汚い」と”fy” 「汚くする」
- Slimify: Slim「痩せている」と”fy”。 「痩せさせる」
- Poetify: Poet「詩」と”fy” 「詩のようにする」
- zombify: Zombie 「ゾンビ」と”fy”で「ゾンビのようにする」
- frenchify: French「フランス」と”fy”。「フランスっぽくする」
スポンサーリンク
実は”fy”の代わりに、”ficate”を使う事も出来ます。
”fy”が「強制的に物を○○に変える」という意味があるとしたら、 “ficate”はもっとシステマティックに正式な感じで、「物を○○のように作り変える」というニュアンスです。- Beautificate: 清浄化する
- Simplificate: 簡略化対策
- Smartificate: 効率化
- Dirtificate: 有機化
- Prettificate: 可愛い増幅化?
- Zombificate; 不完全蘇生
