H1-Bビザから永住権まで

さて、米国で活躍する為の登竜門、H1-Bビザのお話しを前回はしました。

今回は、その後のお話です。

H1-Bビザの期限は3年間あります。

H1-Bビザは2回取ることが出来ます。

つまり、6年間H1-Bのステータスで米国に在住し、就労する事が出来るのです。

しかし、これは6年の間は外国人が就労しても良いですよというよりも、

「H1-Bの6年間の猶予の間に、グリーンカード(永住権)を採りなさい」という事です。

もし貴方が6年間だけ、米国就労経験をして、日本に帰りたいのであればそれでよいのですが、たいていはそうでないと思います。

というか、それ以上の権利があるのであれば、とっておいたほうがよいですよね。

前回、留学、大学進学の際に、H1-Bビザ取得の為にメジャー(専攻)を決めないといけないと書きました。

それで自分のメジャーと、求人がピッタリあって、H1-Bビザの申請の条件がそろったとして、

貴方のH1-Bを申請してくれる会社、つまり貴方が就職する会社は、貴方のグリーンカードをサポートしてくれる会社でないといけないのです。

H1-Bをサポートしてくれればどこでも良いというわけではありません。

H1-Bビザから永住権まで

まず、会社にグリーンカードの申請をしてくれる了承を採らなければなりません。グリーンカードをサポートするには会社側に金銭的な負担がかかりますから。

それで、納得してくれたとしても、

一般的にはグリーンカードは2-5年で取得出来るはずですが、これをいろいろ理由を付けて引き伸ばす会社が多いのも実情です。

また、控えめに言っても、会社は貴方ほど貴方のグリーンカード取得に真剣ではないでしょう。

それもそのはずで、最初の雇用の時には、会社側も雇用したいので、貴方のグリーンカードのサポートを承諾したかもしれませんが、

会社は貴方に長く働いてもらいたいかもしれませんが、どんな米国企業にでも転職が聞くグリーンカードを与えるデメリットも大きいです。

グリーンカードを取られた瞬間にやめられても面白くないですからね。

H1-Bは2回とれますから、実は2回会社を選ぶチャンスはあります。

しかし、グリーンカードを申請してもらってから、そのH1-Bの三年の期限の間に取得が出来て、その後は自由!というようなケースはそんなに聞きません。

H1-Bは現行勤めている会社であれば、1年ずつの延長が出来ますから、ずっと会社からグリーンカードを申請したままで、8年も9年も待たされていた人をよく見ました。

つまり、H1-Bのステイタスで働く会社は、グリーンカードのサポートをしてくれる会社であるべきですし、

また、「8-9年そこで働くことになっても良い」会社である必要があります。

私の友人が、2回目のH1-B、じっくり会社を選んで、1)グリーンカードをサポートしてくれる、2)長くいても居心地のよさそうな、前向きで健康的な雰囲気の会社を選びました。

就職して最初のうちは良かったのですが、就職してから数ヵ月後、業界最大手に買収されてしまいました。

経済的基盤という意味ではさらに磐石になったようですが、それを機に、社内の雰囲気が圧倒的に変わってしまいました。

大手企業にありがちの、冷たい雰囲気、過剰な競争、熾烈な足の引っ張り合い が蔓延しました。

彼のグリーンカードも遅延に遅延を繰り返し、最終的に8年かかったように記憶しています。その間、かれは居心地の悪いその大企業で我慢しなければなりませんでした。

それからはや十年、今では家族も持ち、自分の会社も設立して忙しそうですが、幸せそうですが。

申請中は会社に全てを握られるので、H1-Bでの就職先選びは細心の注意を払って行うべきです。

永住権を会社サポート無しでとる

以上、会社に永住権のサポートをしてもらう前提でお話しを進めてきました。

これが一般的なのですが、会社のサポートなしで取れる永住権もあります。

Extraordinary Ability Green Card – EB-1Aです。

これは、科学、芸術、教育、ビジネス、またスポーツ等にて通常を超える能力を持つ人用の永住権です。

  1. 国内、国外においての成功が認められる
  2. その通常を超える能力において米国にてさらに探求をする
  3. また彼/彼女の米国への受け入れが米国の繁栄に大きく貢献する

場合に、EB-1A(有名人枠)での永住権 申請が出来ます。

“その個人の経歴はそのフィールドの中で非常に少ないパーセントの秀でた個人である事を証明している。そしてそれは継続的な達成業績は国内、国際的に認識されている。”

という定義があります。

これは専門フィールドの中での話しで、世界の誰でも知っているほどの有名人である必要は無いので、それなりに業績や成果のある方だったら、当てはまる可能性はあると思います。

会社のサポートを必要とせず、自分のみで永住権の取得が出来るのは、今回も書いてきたように、リスクを大きく回避できるので、

ぜひ会社が今まで使ってきている移民弁護士、移民弁護士事務所、はもしかしたら、「レズメを見せて」「はい。これで会社サポートの永住権申請しといた」と通り一遍の事しかしてくれないかもしれません。

もしかしたら、会社のサポートを必要としないかもしれません。

是非別の筋の移民弁護士にも相談して見てください。

医者も弁護士もセカンドオピニオンが重要です。

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