ハリーポッターのスペルから学ぶ英語 後編です。

前編はどうでしたか?

さて、後編です。

スペルだけやっていても、なんですので、少し横道です。

登場キャラや用語にもいろいろルーツがあるので、ちょっとそれを挟みますよ。

○Albus Dumbledore アルバス ダンブルドアー

アルバスはラテン語でWhiteの意味。

「白い」って事なんですね。

英語のAlbino“アルビノ”にも残っていますね。

また、Umbra/umbella アンブラ はラテン語で”shadow”の意味。

Alubus Dumbledore = White Shadow

white – shadowのコントラストを名前にしているんですね。

カッコいいですねー。

と思っていたら、違うようです。(すいません)

J.K Rowlingによると、実はDumbledoreは、Bumblebee“バンブルビー”(ミツバチの大きいやつ。トランスフォーマーでも有名ですね)の音から引っ張ってきたようです。

J.K Rowlingはハミングしながらダンブルドアが歩いているのを想像していたそうです。。

なんか。

結構陽気なジイさんだったんですね。

彼女の小学校の創始者からインスピレーションを得ているようなので、モデルの彼はそういう人だったんでしょうね。

○Horcrux ホークラックス

Horは古英語でdirt, evil, impurityという意味で、Cruxは古英語でjar とかpitcherで、「不浄な物の入れ物」という意味のようです。

別の説では

Horrible Cross、「ヒドい十字架」という意味だとも言われています。

Horribleはムゴい、ヒドい、最低、等をあらわす形容詞

Crossは後述しますが、十字、十字軍、等に使われている、意味深い語です。

○Tom Riddle

Riddle は英語でなぞなぞの事。バットマンになぞなぞを出す怪物、Riddlerが出てきますね。

謎めいたキャラクターにしたかったのでしょうか?

でも、Riddleって名字の人、普通に結構います。

○Voldemort ヴォルダモート

Vol de mortはフランス語でflight of death(死の恐怖)の意味。

mortisはラテン語でも「死」の意味です。

このmortisはいろんな英単語にチョコチョコ出てきます

rigor mortis 死後硬直 (rigidity of death)

mortal 死ぬ可能性のある

immortal 不死身である

とかです。

しかし、自分の名前が「死の恐怖」って凄いですね。

でも、ヴォルダモート本人が自分でつけた名前だから、納得か。

ここからスペルにもどりますよ。

○Immobulus イモービラス

ギルデロイ・ロックハートの授業で、ハーマイオーネが暴れまわる妖精ピクシーを静止させるのにつかった。またルピンもWomping willowを静止させるのに使っている。

 英語のimmovable “静止した”から。

○Impedimenta イムペディメンタ

止まらせたり、躓かせたり、相手の進行を妨げるjinxジンクス。

本文中、あらゆる所で使われてますね。

ラテン語のped“足”の前にim (否定)をつけて、歩行前進をさせない → 妨げる

Biped 二足の

Expedite 早く進める

Expedition 探検旅行

Pedestrian 歩行者

Pedal ペダル

Pedigree 家系、決闘

Quadruped 四足の

そして英語のimpede イムピードは、そのまま、(~を)妨げる、邪魔するの意味です。

○Imperio (Imperious Curse) イムペリオ

Three Unforgivable Curses「3つの許されない呪文」の一つ。

ターゲットを意のままに操る事が出来る。本文中何度も使用されているが、本来、ヒトに使用すると死刑かアズカバンに無期懲役に処される。

英語Imperious、ラテン語のimperiōsus(押さえつける)から

Imperious: 正当化されないパワーや権力で押さえつける事。

○Impervius (Impervious Charm) イムパーヴィオス

“弾く“ 呪文。ハーマイオーネがクイディッチの試合中、ハリーの眼鏡にかけて、雨から守った。

英語のImpervious “通さないで、不浸透で、影響されないで”の意

雨の日の車のフロントガラスにRain Maxの代わりに使えそうです。😉

○Incarcerous

ドロレスアンブリッジがケンタウルス"centaur” (英語での発音はセンター、center(中心)と一緒です。)を止める為に使った。

ヴォルダモートのクリスタル洞窟でハリーがインフェリInferi(湖から這い出してくるゾンビ)に対して使っている。

英語Incarcerate “監禁する”から

○Incendio インセンディオ

火をつけるCharm

アーサーウィーズリーがfloo powderを使うのに使ったり、バトル全般で沢山のウィザードに使われている

ラテン語のIncendere “火をつける”から。英語でIncinerate(インセネレイト)

関連語は

Incinerate 焼却する

Incendive 発火性の、

○Inflatus インフレィタス

サイズを膨らますチャーム。ハリーがダースレイの家で、マージ叔母”aunt Marge”が訪れた時、使い叔母を膨らませた。

英語inflate“膨らます”から

○Levicorpus レヴィーコープス

足から吊るされて動かすjinxジンクス。

英語でlevitate “浮かせる” と

corpus, "身体" もしくは corpse “死体”の複合語.

Corpusは「死体」という意味なので、警察物ドラマとか、RPGゲームとかでもよく出てきますね。

「浮かせる 死体!」という意味です。

○Locomotor Mortis ロコモーター モーティス

相手の足をロックして、動かないようにするカースCurse(呪い)

Locomotorは英語で “動き”の語“locomotion” ロコモーション

そしてラテン語のmortis, "死"。

動きを殺すという事ですね。このmortisは普段チョコチョコ出てきます

rigor mortis 死後硬直。現代英語に直すと、rigidity of death

mortal 死ぬ可能性のある

immortal 不死身である

○Lumos ルーモス

ワンドから光を出すやつですね。

ラテン語のlumen, "light"の意味です。

これは英語の

Luminosity ルミノシティー

Illumination イルミネーション

に変化していますね。

Lumen(s)は光量の単位として今でも使われています。

○Mobilicorpus

ラテン語 mobilis, "動かせる"(モバイルですね)と

corpus, "身体"の複合語。Levicorpusと似たような感じですね。

「動かす死体!」

○Muffliato マフリーアト

英語のmuffle, "静かにする",

をラテン仕立て、またイタリアン仕立てに終わらせた物。

最後のイアートが、ジェラートみたいでしょ?

車のエンジンの音を静かにする、muffler マフラーですね。

○Nox ノックス

Lumosで作られた光を消すチャーム

ラテン語のnight, “夜” Noxから来ています。

派生語は

Nocturnal夜行性

Nocturneノクターン夜想曲

○Obliviate オブリヴィエイト

忘れさせるチャーム

ハリーが、最後ギルデロイ・ロックハートに使って全部忘れさせましたね。

ラテン語ではoblivisci, "forget"の意.

英語のObliviate “忘れる”“存在を消す”

今でも使いますね。Put it into oblivion(それを忘却の彼方へ葬った)等

○Obscuro

目隠しを対象者の目に被せる。回りを見えなくする

英語のobscure, “ぼんやりした“、“不明瞭な“からの造語

○Oppugno

動物とかに攻撃させるジンクス

ラテン語でoppugno, アタックします"I attack"の意.

Opponent “勝負相手” とかが派生語ですね。

○Orbis オービス

渦巻きになって、地面にターゲットを引き込むジンクス

「消す」ジンクスだが、

Orbis はラテン語のサークル'circle'から

見た目がわっかに引き込まれているように見えるから。

Orbit “軌道“ Orbiter“軌道衛星“ が派生語としてありますね。

○Occlumency オクルーマンシー

これはハリーがスネープから教わる、相手からの攻撃legilimencyに対抗して、心の中が除かれないようにする呪文でしたね。

語源はラテン語Occulo、“隠す“ concealの意味ですね。下記が派生語です。

Occult オカルト、理解の範囲を超えている“隠されている”ことから

Occlude かくして除くこと。

Occlusion, (光など)が届かない、除外された

○Orchideous オーキディウス

ワンドの先から花やブーケを出す呪文

英語のOrchid ”オーキッド”、“欄の花”を

「ディオス」ラテン語仕立てで終わらせています

○Petrificus Totalus ペトリフィカス トータラス

相手の体を一時的に固まらせる。Curse

Petrificusはラテン語のpetra ”石“から来ています。 

Totalusは英語 ”total”ですね。

Petrify 石化させる

Petroglyph 洞窟画。岩 (petra)の表面に描かれたから

Petroleum ガソリン、石油の事。日本語でも“石油“ですが、精製される前の石から出る油という意味だったんですねー。

Petri dish “シャーレ”ちなみにこれは、ドイツ人のペトリさんが考案したから。Petra語源ではありません。(汗)

○Portus ポータス

物をポートキー “port-key” に変えるチャームでした。

ラテン語の porta, は門という意味、 “portare, portum“は運ぶという意味。どちらから来ているかは解りません。両方かな。

この辺の単語からイメージ沸きますね。

Portal 門

Porter ベルボーイ

Import Export 輸入 輸出

Report 報告

Support サポート

○Prior Incantato プライヤー インカンタトゥ

アモス ディゴリーが最後にハリーのワンドから(ウィンキーによって)出されたスペルを確認する為に使ったCharmチャーム

Prior (前の)Incantation(呪文)・・・

 そのまんまですね。。

PriorはPrior to(~の前に)の形で英語でよく使う言葉です。

反対語はPosterior “後ろの”

ある対象事の前の事をpri, 後の事をpostといいますね。

Pri-war, post-war(戦前、戦後)という感じで。

○Protego プロテゴゥ

The Shield Charm causes minor to moderate jinxes, curses, and hexes to rebound upon the attacker, protecting the caster.

弱めのjinxやcurseやhexから被害者をまもり、攻撃者に返す呪文

ラテン語の protego、"I protect"の意味。そのまんまっす。

○Reducio リデューシオ

物を縮めるチャーム。Engorgio(大きくする)に対するカウンターチャーム

Reducioは、言わずと知れた、英語reduce ですね。

○Reparo リパロウ

修復するチャーム。あらゆる所で使われていましたね。

ラテン語の”reparo”、"to renew"(新しくする) or "repair"(修復する)の意味

○Repello Muggletum レパロ マグルタム

○Repello Inimicum レパロ イニミークム

マグル、または敵(”inimicus(の複数形)”(enemy))を近づけないチャーム

ラテン語の"Repello", は"Push Back"、押し戻すという意。.

Refute 論破する、言い返す

Repel はねつける、撃退する

Repellent はじく。Insect repellent(虫除け)に使われていますね。

Repulse 反発する、反撃する

○Revelio リヴェリオ

隠れたオブジェクトをReveal(現わにする)チャーム

○Rictusempra リクターセンプラ

強くくすぐられた感じが続くチャーム。

ラテン語、英語の”rictus” 広げた口、

そして”semper”、いつも(always)の複合語。

Rictusは、rictus grin(リクタス グリン)としてよく使われます。

バットマンのジョーカーの、横に伸びた笑った口の事です。

○Riddikulus リーディクルス

Boggartの変身を解く為に使ったチャームですね。

ラテン語のridiculusですが、

思いっきり英語のridiculous(馬鹿ばかしい) です。

ここでは、だます、馬鹿にするの意味で使われています。

○Sectumsempra セクタムセムプラ

刀で切られたような大きな血が噴き出す傷を作るdark spell黒い呪文。

セベラス・スネープによって発明された。

ハリーがドラコ、またホークラックス探索の際、洞窟の池でインフェリ(ゾンビ)に対して使用している。

ラテンのsectum, "cut" (切断)の意, Sectumから下記英語が派生しています。

Dissection 解剖、切開

Intersection 交差点

Section 切断、分割、部門、

Sectional 部分の 部分式の

Sectionalism 地方的偏見

Sector 部門

そして、ラテン語semperは "always"でしたね。

○Silencio

黙らせるチャーム。

英語Silenceですね。。。

○Sonorus

声を大きくするチャーム

ラテンのsonorus, "loud; noisy"(うるさい)の意味

Sonar ソナー (サウンド ナビゲーション システム)

潜水艦とかのソナーですね。

Sonata ソナタ

Sonic 音の

Supersonic 超音速、超音波の

○Stupefy ストゥーピファイ

・・・

全編通して一番使われたチャームじゃないでしょうか?

相手をスタンして無意識にするチャーム。

もちろん、英語のStupefyそのものですね。

“to put into a stupor”, Stuporの状態にさせるものです。

○Snitch スニッチ

スペルではありませんが。クイディッチ競技で、取り争うボール。

Snatch, steal, pilfer,など盗む、「かすめ取る

の意。

シュッと横切ってどこかに行ってしまうイメージですね。

ちなみに、drug dealer麻薬取引人を密告する行為を”snitc”hといいます。

Whistle-blow “告発”は誰かの犯罪を告発するときに使いますが、

Snitchはもっと“密告”のニュアンスが強いです。

「シュッと後ろを走って、チクる」と言ったイメージです。

○Wingardium Leviosa ウィンガーディーウム ラヴィオーサ

物を浮かして、動かすチャーム

これもハリポを代表するチャームです。

ホグワーツで一年目に習うチャームでしたね。ロンがマスターできずに困っていました。

Wingardiumは英語のwing(翼)

とラテン語のarduus (複数形arduum)高い 

そして、Leviosaは言わずと知れた英語のlevitate (浮く)です。

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