Cary流 英語の母音「əːr 」の発声方法 「ア」の最後!

さて、皆さん、いままで4つの「ア」のバリエーションをやってきていかがでしたか?
解ってきましたか? それとも疲れてきましたか?
もう少しです。
母音も「ア」が終われば、後は日本語の音とそう遠くない物ばかりです。
強は最後の「ア」
əːr もしくはɜːr です。
*”ə”と”ɜ”は本来違う音ですが、Cary流では「一緒」とします。
*本当にマニアックな違いです。アメリカ各州、世界各国の英語のアクセントの違いのほうが全然大きいですから、標準英語のこんなマニアックなところにこだわっている必要がありません。
下記がəːrを使った音です。
earth, bird, girl, earl, birthday
これは結構きちんと音を出さないと伝わらない音です。
基本、前に習った、əにrが付くだけですが、中間音に響きが加わり、一種特殊な響きになります。
Earth, bird, girl 位の頻出語であれば、聞くほうが気を利かせて、予想してくれます。
でも、Earl(イギリスの騎士の位、またアールグレイティーのアール) 等の普段から使わない用語では、正確に言わないと結構伝わりません。私はレストランでアールグレイティー(earl grey tea)がいつまでたっても頼めなかった友人を知っています。
アールグレイティーと発音していれば、わかりそうなものなのに、何度言ってもなかなか出てきませんでした。
アメリカ人にとって、ɑとəはそれだけ違う音なのです。
Birthdayも、一旦音がわかってくると、バースデイとバで発音すると結構違和感を感じます。
さて、これの発音の仕方です。
最初はəを出すと思って良いです。
əを出してください。
Cary流 英語の母音「ə」の発声方法で学習しましたね。
で学習しましたね。
次に前に学習したcream, roomを思い出してください。
英語の音にならない? Rを出す方法 Cary流 で学習しましたね。

これの逆をします。
Cream, roomの時には丸めた舌を奥から前に出してクイームをクリームに変えるようにしました。
ただ、今回は、əを出している、平たい、ニュートラルな状態の舌を逆に折り曲げていきます。下の動画の感じです。

əからRの音に変わっていくのを意識してください。
əːr 、ɜːr は相当音を響かせますので、唇を少しWを出すときのようにラッパ型、舌ももう少しすり鉢型に丸めるとより反響します。
「ア」「ウ」の間の様な音が反響する、中間音が出せるようになって来ましたでしょうか?
英語のhappy birthdayの曲に後を追いかけてシャドウ発音すると良いですね。
シャドウ発音して、英語音と自分の音を録音して聞きなおしてみましょう。

Photo by Annie Spratt on Unsplash
まだバースディになっていたら、上記を意識して、birの所を響かせて見ましょう。
ちなみに、米語ではhappyはhǽpiです。2番目に学習した、æです。
まず「ヘアッピー」と言ってみましょう。そして、ヘアを短くしていって、「ハピー」と「へピー」の間の音にしていきましょう。
Happy birthday honey.というと、
hǽpi bə'ːrθdèi hʌ'ni
となります。今回の「ア」の音、覚えなくて良いɑ意外、全部入っていますね。
近い人に何回もこれを言ってあげて覚えてください。
米国人がBFな人は誕生日を祝うのに気をつけてね😉
はい。今回で「ア」の音は網羅しました。