日本人には聞こえない英語の母音?「 æ 」の発声方法

前回は学習しなくてよいɑでしたが、今回はæです。
æの発音
æはAnd, ask, apple, halfのアです。
これは米語独特です。
イギリスやオーストラリアでは日本語の「ア」に近い発音をします。
ですので、アメリカ英語圏でも、日本語の「ア」の音を、胸を張って貫いてもらっても問題はないです。
伝わります!
ただ、æに関しては、米国で日本語の「ア」の発音をしていると、「あれ?」と若干の違和感を持たれてしまいます。
こんな感じです。
カックン

「うるさい。俺は英語が喋りたいだけで、アメリカのアクセントに興味がある訳ではない」と思われる方はほっといてください。
むしろ女王英語の響きがあってカッコいいと言われるかも知れません。
が、やはり米国人と足並みをそろえて発音したいと言う方は、練習してみるのが良いでしょう。
æが発声できると、硬い印象が緩まります。
æは、「ア」と「エ」の中間の音です。とはいろいろな所で書かれていますが、でもそんな事言われても、「はぁ?」っていう感じですよね。
私がしっかり理解できたのは、あるアメリカ人の喋り癖でした。
彼はマネージャーで、皆に情報をクリアに伝える義務があった為か、文を繋げるとき、andを強調して「エアーンド」と喋っておりました。
文中でæをスッといわれてしまうと、なかなかキャッチ出来ませんが、このように言われると結構キャッチできます。
Steve, will you take care of this?
スティーブ、これをやっておいてくれるか?
And「エアーンド」
Cary, will you take care of that?
ケアリー、あれをやっておいてくれるか?
さて、これがæの音を出す秘訣です。
- と「エ」の中間音 ではなく、æは日本語の「エア」の音だと思いましょう。
Andは「エアンド」、appleは「エアップル」askは「エアスク」です。
まず最初は全部「エア」と言ってみましょう。
これでも、南部英語的な響きがあって、かっこいいですが、慣れてきたら、「エア」を早く言ってみるようにしましょう。
自然にæになってきます。
Andはずっと「エアンド」のままで良いですw
æの音の例
And, ask, apple, half, anticipate
米語では、aのスペルであらわされる単音のほとんどが æ になります。
飽きてきましたか?
「ア」に関してはもう少しだけやります。
ʌ と ə(ɜ)、そしてəːr (ɜːr)です。
これができると、グッと英語が格好良く聞こえるばかりか、リスニングも強くなりますよ!