という題で今日は書かせていただきます。

皆さん、リスニングについて悩んでおられる方は多いのではないかと思います。

ちょっと相手がエキサイトすると、早くて聞こえない。

本当にそんな事言ってたの? 音とか省略しすぎじゃない?

掴みどころの無い、あやふやな音が続いて聞こえる。日本語は字と音が対になっているのに、なんで英語は違うの?

私もそうでした。

会議等の場所で何か意見を求められ、言っている事が分からず、聞きなおす。が、何度も同じ事をリピートされ、一向にわからない。

違う言い回しで言ってもらえれば、解るかもしれないのにー!

何度もExcuse me? Pardon? Can you repeat? と聞き返す訳にもいかず、かといって、他のアメリカ人もこちらを見て、怪訝な顔をしている。

それでも解らない。

きついです。

また、ネィティブだけで話しが進んでしまい、「わからない。わからない」「どう止めよう」「ここに関しては私も知らないとまずい」「どう話しを戻そう」

きついですね。

ネィティブが盛り上がっている時に止めてもいやな顔をされるし、あとからリカバーするのも大変です。

極めつけは、全く聞き取れていなかったのに、最後に「どう思う?」と聞かれたりして。

「今こんなことを話していたのよね?」なんて見当違いの事を言ったりしたら、ヒューっと寒い風が吹くか、ロールアイされて終わりです。

20年くらい前、私も英語力に悩んでいた頃、発音も出来ないし、文法構築力も低い。リスニングだけでも何とかならないかと思っていました。

しかしこれが、苦しい。

スピーキングならば自分が出来る範囲から進める事が出来ますけど、リスニングはやさしい所から進める事が出来ないからです。

相手が何が解らないかわからないので、容赦無しのネィティブも多いですよね。

リスニングを乗り切るのに、まず問題となるのが、「音」です。

何しろ、我々日本人にとっては全部が煮え切らない曖昧な音に聞こえるからです。

英語学習が9歳を超えてしまうと、脳が音を認識しなくなってしまうという「臨界期説」もありますが、私もほぼ30歳から英語学習を始めてもう20年位になりますが、今では聞き取る事が出来ます。

えー。そんな先の話なの?

もちろん、「沢山聞く

。「長いこと聞く

が大事ですが、

今すぐパワーアップする技、より聞こえるようになるコツをお教えします。

これは私が過去の経験から導き出した結晶のような物です。

この一ページに音に対する2つの超絶技を紹介します。

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音の技その1

フォーカスの仕方

英語の音が聞こえない。でも音は鼓膜には届いています。ただ、意味ある音として日本語の音を拾う癖があるので、英語の音は「環境音」になってしまい、脳が拾っていません。

下の図。楔形文字ですが、この形を見つけるのは大変ですが、日本語だけはスッと入ってきますよね。

これと同じ現象が起こっているのです。

身を前に乗り出して聞こうとしても、あまり助けになりません。脳が意味のある音ととらえていないのですから。

これを和らげるのに、私がやっているのは、出来るだけ普段の聞く姿勢を崩し、日本語を言語音として頭に入れるのをやめるようにしています。

具体的には、耳に集中するのではなく、耳を少し上に動かすようなイメージで、頭の少し上あたりに集中力を持っていき、神経を通常音からそらします。日本語音に飛び付いてしまわず、オーケストラ サウンドのように一つ一つの音を純粋に入れるように努力するのです。

私の元日本人のバイリンガルの友人にこの話をした所、彼は頭の後ろの方に集中するそうです。どこにでも書いてあるテクニックではないですが、似たような事をやっているのだと思った覚えがあります。

これを頭に入れて聞こうとするだけで数段違うと思います。

英語を使う場面に来たら、自然にこのモードに切り替えられるように訓練して見てください。

最初は教材から、だんだん雑音が混じる映画等へシフトしていくのが良いと思います。

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音の技 その2

補聴器

会話が飛び交うアメリカ人達との会食、得てしてうるさいクラブで行われるパーティー、ロビー等の音が響く所での聞き取りに苦労していた私は、

医者にて精密な聴覚検査を受けました。

結果は「異常なし。」 終了!

ではなく、「異常なし。」ではあった物の、普段の聞き取りの苦労を説明し、より突っ込んで相談しました。

そうすると、鳥の声Bird chirpingなどの高い周波数帯が、障害というほどではないが、弱い方だと診断されました。

これが私個人の問題なのか、日本人全部がそうなのかは分かりません。しかし英語の方が周波数が高い事を考えると、

米語 750[hz]-5000[hz]

日本語125[hz]-1500[hz]

実は私のこの診断は、高い周波数帯の聴覚センサーが鈍い、日本人全てに当てはまる現象かもしれません。

そうです。

二つ目の超絶技は・・・

補聴器(Hearing Aid)を買う! 事です。

私も補聴器を買ってみました。すると、

いつもよりも結構聞こえる感じがします!

え?いつもより 結構 聞こえる 感じがする?

結構だけなの?

はい。結構だけですw

でもいままで60%だったのが、70%聞こえるようになれば、「もの凄いインパクト」です。10%を努力で補うのは大変です。

そして、実は補聴器のメインな効果はそこではないのです。

補聴器の真の効果とは!

「聞き取れていなくても、馬鹿にされず、能力不足とも思われない。」

また「米国では障害を持つ者に対して丁寧に教える義務がある!!」です。

アメリカは極度な差別嫌いの国です。もちろん極端な差別がある事の裏返しですが。

大人の社会の一員として、「差別をしない人」である事が大変重要です。

また差別訴訟で数億円が賠償金として請求されてしまうような国です。

健聴者の英語が聞き取れなかったとき、結構な割合の米国人が 不満感をあらわす、馬鹿にする 等の行為をしてきますが、それを障害者にやってしまっては、良識を疑われるばかりでなく、多額の賠償金を払わなければならない可能性もあります。

Excuse me? I couldn’t catch what you just said.

と言って、普段だったら目を回してroll eyesして馬鹿にしてくる所が、

「丁寧に教える義務がある!」のです!

会議で、あなたが数人の話す英語が聞き取れず、一瞬付いていけなくなってしまった。

「え?なんの話しをしているの?聞き取れなかった」なんて言ったら、アメリカ人達はあなた一人の為に話を戻さなくてはならなく、不愉快です。

例えばあなたが彼らのマネージャーだったとしたら、「おいおい なんでこんな奴がマネージャーなんだよ。聞き取れもしねぇよこの外人は」と全員に思われるでしょう。(日本企業の場合はもう少し柔和ですけど。)

しかし、補聴器をつけた瞬間、「判断に責任があるマネージャーが身体的理由で聞き取れなかった時」に、それを無視して話しを続けるのは従業員として「無責任」にあたりますよね?

そう。あなたの不利(Liability) が突然彼らの不利に変わるのです。

革命的です。

補聴器は安いものではありません。

数万円するのも普通です。数十万円するものもあります。

でも「たかが金」で効果が得られるものです。

あなたの自給が\1000だとして、$200 = 20時間分の労働です。

20時間でどれだけリスニングがよくなるでしょうか?

日本人にはあまり差別の概念がないので、「耳に障害があるんですか?」とか、米国人にして見たら信じられない質問をしてくる人がいます。

例えば米国で聴覚異常を補聴器で補っている人をその理由で雇用を見送ったら、裁判で大変な事になってしまいますが、日本にはあまりそういう事が無いので、公然と差別されてしまう可能性があります。

普段は使わず、米国人の前に出たときだけにしたほうが良いかもしれないですね。(英語の周波数はこの方が聞き取りやすいんです)等言って。)

さて、今回はリスニング、音を入れる技について紹介しました。

その1、耳から言語音を聞き取ろうとせず、どこかに神経を集中させて、世の中の音を音として入れるようにする。

その2、補聴器の効果

でした。

今回は「音を入れる」事に集中しましたが、次は「聞き取れなかった時に乗り切る技」についてご紹介します。

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